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ラブラドール・レトリーバーと言ったら盲導犬のイメージが強いですよね?

盲導犬に適している事からも頭が良く、人間と素晴らしい関係を築ける犬種であることが魅力ですが実はラブラドール・レトリーバーの魅力はそれだけではないのです。

今回はそんなラブラドール・レトリーバーの歴史や魅力、飼育のポイントもお伝えします。
これからラブラドール・レトリーバーを飼う方は必見ですので是非ご覧ください。

ラブラドール・レトリーバーってどんな犬?

ラブラドール・レトリーバーの歴史

ラブラドール・レトリーバーはカナダ原産、イギリス原産の2説ある犬種ですが、そもそもの祖先犬はイギリスから北欧の漁船に乗ってカナダに運ばれ、後にイギリスに逆輸入されたとされています。

ラブラドール・レトリーバーという犬種は、祖先犬であるセント・ジョンズレトリーバーが1820年頃にイギリスに持ち込まれ、その後イギリス国内で貴族の手により繁殖と選択交配が進められ、19世紀末頃に現在のラブラドール・レトリーバーに近い形になりました。

この犬種は、原産とされているカナダのニューファンドランド・ラブラドール州という地名と、レトリーバーは「獲物を回収する犬(retriever)」という二つが合わさってラブラドール・レトリーバーという名前になりました。

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ラブラドール・レトリーバーの体型

ラブラドール・レトリーバーは大型犬に分類される犬種で、肩から基尾部までの長さと、肩高は同じ長さとされています。
オスは肩高が57㎝~62㎝、体重は29kg~36kg、メスは肩高が54㎝~59㎝、体重は25kg~32kgが標準とされています。

しかし、この体重を大きく超えるラブラドール・レトリーバーも少なくありません。

アメリカン・ケネルクラブではオッターテイル(カワウソの様な尾)がラブラドール・レトリーバーの特徴ともしています。

ラブラドール・レトリーバーの被毛の特徴

ラブラドール・レトリーバーの被毛は短毛で、被毛には油脂分が多く含まれている為に防水性にも非常に優れているので寒い時期の水中でも低温にならない為体への悪影響も生じません。

毛色はブラック、イエロー、チョコレートの3色のみがスタンダードとして認められています。

その他にもシルバーや、胸部や足先、尾などにホワイトの斑点を持つラブラドール・レトリーバーもいますが、スタンダードではない為にドッグショーなどでは失格になりますが使役犬やペットとしての能力が劣るわけではないので問題ありません

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ラブラドール・レトリーバーの性格

ラブラドール・レトリーバーは盲導犬に適しているという事からも分かる通り、とても賢くて社交性のある犬種です。

小さなお子様や他のペット達ともすぐに仲良くなることができる犬種でもありますので、お子様がいるご家庭や、多頭飼いにも適していると言えます。

一方で、他のレトリーバー種に比べ、やんちゃな面があるので子犬の頃からのしっかりとしたしつけが重要になります。
また、ラブラドール・レトリーバーは元々の特性上、何かを取ってくる事(回収作業)を得意とするのでオモチャなどが大好きです。

叱ってもあまり効果がないので、褒めて良い所を伸ばしていったほうがいい犬種です。

ラブラドール・レトリーバーを迎え入れる前に

ラブラドール・レトリーバーは室内飼い?屋外飼い?

大型犬に分類されるラブラドール・レトリーバーを飼育するとなると、気になるのは室内で飼育しなくてはならないのか?それとも屋外でも飼育が可能なのか?という事だと思います。

結論から言いますと、ラブラドール・レトリーバーは暖かい地域であれば屋外での飼育も可能です。

しかし、家族と共に過ごす事に喜びを感じる犬種ですので出来れば室内で飼育される事をオススメします。
その方が信頼関係も深まり、より良いパートナーとなれるでしょう。

室内飼育の場合はケージ、屋外飼育の場合は犬舎を用意しましょう

ラブラドール・レトリーバーを室内で飼育する場合、イタズラによる事故などを防ぐ為にもまずはケージを用意する事をオススメします。

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ラブラドール・レトリーバーはやんちゃな性格な為、飼い主様の目を盗み様々ないたずらを思いつきます。

いたずらだけで済めばまだいい話ですが、ケガや事故に繋がってしまう事も少なくないので予防する為にもケージやサークルが必要になります。
子犬のうちはそこまで大きくない物で十分に対応できますが、成犬になるにつれて大きな物を用意しましょう。

また、屋外での飼育の場合は雨風がしのげるようにラブラドール・レトリーバーが十分にくつろげるサイズの犬舎を用意してあげましょう。

ラブラドール・レトリーバーのフードについて

ペットショップやブリーダーなどから迎え入れたばかりの子犬の頃は元々食べていたフードを1日3回に分けて与えましょう。

成長に伴い、フードを切り替える際はいきなりではなく徐々に切り替えてあげましょう。

近年では様々なフードの種類がありますが、アレルギーなどがなければ特にあげていけない物はないですが、健康の事も考えあまり安価なフードはオススメしません。

また、近年手作り食を与える方も増えてきていますが、その際は栄養バランスに十分に気を付けてあげましょう。

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オヤツを上手に使えばしつけも簡単

オヤツに関しては必ずしも与えなくてはならない物ではないので賛否両論がありますが、食物アレルギーがないラブラドール・レトリーバーであれば上手に使う事でスムーズにしつけを行う事も可能です。

大型犬ですのでオヤツも大きな物を選びがちだと思いますが、しつけに使っていくオヤツは小さくちぎれるものや、ビスケットなどで十分です。

もちろんご褒美に大きな骨ガムなどを与える事も良いでしょう。

ただし、与えすぎる事で肥満になってしまう事もありますのでその点は十分に注意してください。
また、体調に異変を感じた際はアレルギーなども疑われますので獣医師に相談しましょう。

ラブラドール・レトリーバーのしつけのポイント

ワクチンプログラム終了前から出来る事

子犬を飼ったら必ず接種する「混合ワクチン」「狂犬病ワクチン」がありますが、まずは混合ワクチンを接種するまではお家の中だけで過ごす事が多いと思います。

しかし、実はその事によってとても大事なしつけのタイミングを逃してしまっているのです。

子犬の社会化トレーニングというのをご存知でしょうか?
社会化トレーニングとは犬の性格形成に大きな影響を与えるとても重要なトレーニングで、生後1ヵ月から数か月の間しかできないトレーニングなのです。

この時期に沢山の音を聞いたり、屋外の刺激に慣れたり、様々な人に合う事でしっかりと社会性を身につける事が出来るようになるのですが、全てのワクチンプログラムが終了したころにはもう手遅れになってしまう事が多いのです。

ですからワクチンプログラムが終了前から抱っこでの散歩や、カートなどに入れてのお買い物などで様々な体験をさせてあげる事が重要になります。

トイレトレーニングは根気よく

室内で飼育する場合は特に重要なしつけの一つになるトイレトレーニングですが、根気よく行えば必ず出来る事です。

用意したケージ、またはサークル内に大き目のトイレかトイレシーツを何枚も広げ、そこで排泄が成功した時に思いっきり褒めてあげましょう。

最初は偶然の成功ですが繰り返す事でトイレを学習出来ます。
その際に「トイレ、トイレ」など指示で誘導してあげるようにすると覚えやすいです。

大型犬のため排泄量も多いので屋外で排泄させる癖をつけることも一つの方法です。

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無駄吠えには要注意

大型犬のラブラドール・レトリーバーは体が大きい分、吠える声も大きい為、無駄吠えが悪化してしまうと飼い主様がストレスを感じるのはもちろんですが、最悪の場合ご近所からの苦情に繋がってしまう場合もあります。

そんな無駄吠えを防ぐには子犬の頃からの徹底したしつけが必要不可欠になります。

まず、一般的に無駄吠えと呼ばれるものの中には大きく分けると「要求吠え」「警戒吠え」の二つがあります。
ラブラドール・レトリーバーは「要求吠え」が出やすい傾向がありますので「要求吠え」のしつけの方法をご紹介します。

要求吠えは時の通り犬が何かを要求する際に吠える事を言います。
例えば子犬の頃にケージやサークルに入れている際に「そこから出してほしくて吠える」これも立派な要求吠えです。
これを悪化させない為には子犬の頃から吠えても無駄だという事を分からせるのと同時に、「吠えなければいいことがある」という事も学習させてあげる必要があります。

その為にはまずは吠えている間は絶対に要求を飲まないという事が大事になります。

実際に子犬の頃からであれば無視をしているだけでも効果がある場合がありますが、無視をしても中々吠え止まない場合は専門的なトレーニングをオススメします。

無駄吠えに関しては早期に解決しないと悪化していく一方ですので、やはりお家に迎えたその日からのしつけが重要です。

子犬のラブラドール・レトリーバーの甘噛み

どんな犬も子犬の頃は甘噛みが出る事は当たり前です。

しかし、甘噛みは放っておくとエスカレートしてしまうものですので、子犬の頃からしつけを行いましょう。

甘噛みを直すには叱るだけでは中々難しい場合があるのですが、それは噛んだ際に飼い主様の出す「痛い」「ダメ」などの声の反応に余計に楽しくなってしまう事があるからなのです。

ですからまずは甘噛みが出た際はそれ以上噛まれない様に、ケージやサークルなどの犬の行動を制限する場所に入れてしまいましょう。
そしてその後は絶対に声をかけたり構わないようにしましょう。

甘噛みに対しデメリットを与える必要があるのですが、やんちゃで遊んでほしいラブラドール・レトリーバーの子犬にとっては飼い主様に無視されている事はデメリットに感じる事が多いので効果的です。

ラブラドール・レトリーバーのエネルギーを発散させよう

散歩で発散

ラブラドール・レトリーバーは運動量がとても豊富な犬種なので、毎日の十分な運動が必要になります。

朝晩1日2回の散歩を30分~1時間程度は行ってあげるようにしましょう。

散歩で大事な事は「毎日決まった時間にはいかない事」で、これは何故かというと毎日欠かさず決まった時間にいく事で、天気や体調などの都合で散歩に行けない時に「要求吠え」に繋がる恐れがあるからです。

その為いつもバラバラの時間に行く事をオススメします。

ドッグスポーツにチャレンジしてみましょう

運動量がとても豊富なラブラドール・レトリーバーは「アジリティー」などの競技にもむいています。

アジリティーとは犬の障害物競走の様なもので、飼い主様の指示に従い障害物をクリアしていく必要があるので犬との絆が不可欠です。

一緒になってトレーニングを積み重ねる事で信頼関係は一層増しますので是非チャレンジしてみましょう。
最初は難しいですが、少しずつ出来るようになってくるとハマリますよ。

ラブラドール・レトリーバーのお手入れ

ラブラドール・レトリーバーのシャンプー

外で思いっきり遊んだりした場合は泥だらけになってしまいご自宅でのシャンプーが必要になる場合もあるでしょう。

短毛のラブラドール・レトリーバーのシャンプーは慣れてしまえば比較的簡単ですので、2~3週間に1度位はシャンプーしてあげましょう。

ご自宅でのシャンプーが難しい場合はプロにお願いしましょう。

ラブラドール・レトリーバーのブラッシング

ラブラドール・レトリーバーは短毛の為、抜け毛がどうなのか気になる方も多いかと思いますが、ダブルコートと呼ばれる上毛と下毛からなる被毛の為、抜け毛は多い犬種と言えます。

毎日のブラッシングを欠かさず行う事で被毛が抜け落ちる前に除去できるので抜け毛に悩まされる事も少なくなります。

ラブラドール・レトリーバーの気をつけたい病気やケガ

股関節形成不全

ラブラドール・レトリーバーに多い代表的な遺伝性の病気です。

片足を引きずったり、腰を振りながら歩いたり、お座りの際に横座りをする症状が見られます。

発症しても軽度のうちは適切な治療をする事で日常生活をおくれますので、気になった場合はすぐに獣医師に相談しましょう。

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進行性網膜萎縮

網膜の萎縮と変性がゆっくりと進む病気で、遺伝性の病気になります。

初期症状として夜盲症といい夜になると目が見えにくくなる症状が出ます。

夜のお散歩をしたがらない場合は進行性網膜萎縮を疑いましょう。
現在の所残念ながら治療方法はありません。

まとめ

大型犬の中でも比較的飼育しやすいラブラドール・レトリーバーは大型犬デビューにも向いている犬種かもしれません。

盲導犬などで活躍するラブラドール・レトリーバーは子犬の頃からしっかりとしつけを行う事で必ず素晴らしいパートナーになるでしょう。

またドッグスポーツなども一緒に楽しめる犬種ですので、是非チャレンジしてみてください。

小型犬に比べお手入れなどの面で少々大変な部分はありますが、ラブラドール・レトリーバーならではの魅力は一度飼育したら病みつきになる事間違いなしです。

皆さんも是非家族として迎え入れてみませんか?

(コラム:現役ドックトレーナー ヤマさん)

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