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子持ち看護師の毎日って?

独身時代の私は、子育てしながら働くことなど想像もできませんでした。

看護師という職業は、残業が当たり前といわれるほど、定時に帰ったことがありませんでした。仕事が終わっても、医療界は日進月歩なので、新しい知識や技術を取り入れるのに皆必死でした。正職員なら、当たり前に勤務時間以外でも勉強会に足を運んだり、業務改善委員会や感染対策委員などの係の仕事を進んでしていました。そのような雰囲気の中で、早く帰ろうとするものなら白い眼で見られてしまうこともしばしばありました。

子持ち看護師として同じように働くことはまず不可能だろうと思っていました。なぜなら、母として子供を育てる責任があるし、家庭を守る役割を担っているからです。一人の人生ではないことで、自分勝手に毎日を過ごせるわけではありません。子持ち看護師として働くなら、制限された仕事内容で家庭との両立をはかる必要があります。

それでは、子持ち看護師はどんな毎日を送っているのでしょうか。

私も子持ち看護師として勤務していますが、子供が小さく手がかかる時期は時短勤務で働いていました。子供は保育園に預け、送り迎えに支障がないような勤務を調整して働きました。このような形で働けたのは、師長も子持ちであり、周りのスタッフも子持ち看護師が多かったからこそ理解を求めやすかったと思います。

仕事は残業がなかったので、毎日の生活リズムがつけやすくとても助かりました。夜勤がなかったので、夜は子供と一緒に過ごし、日々子供の成長を見ることができました。日中は仕事をしているので、一日の限られた時間の中で家での雑用が負担にならないように工夫は必要でした。例えば、掃除は朝起きてから出勤する前にクイックルワイパーで床拭き、物はなるべく少なくして掃除をしやすくしました。洗濯物は帰ってから夜寝る前までに済ませ、乾いた洗濯物の整理は畳まなくてもいいようにハンガーにかけたままクローゼットにしまうようにして、手間暇がかからないようにしました。家族にも協力してもらい、自分のことは自分でできるように物の位置を工夫しました。

子育てと仕事の両立には知恵が必要です。決して一人ではできないので、家族の協力や、周りの人に声をかけていくことが大切になります。急な子供の発熱にどう対応するかをあらかじめ話し合っておくことで、慌てずに対応できるし、子供の不安も軽減されます。子供にとって、母親のかかわりはとても重要で成長過程に必要です。

子供との時間をどうとるのか?

子持ち看護師は夜勤や残業があると子供との時間を取られてしまうため、できるだけ避けたいですよね。しかし、仕事の大変さは経験してわかっているし、急変や緊急入院があると、ほったらかしにして自分だけ先に帰るということはできません。そのため、子持ち看護師は悩みを抱えながら仕事をすることになります。例えば、転職したほうが子供との時間をもっととれるのではないかとか、他の子持ち看護師はどんな風に工夫しているのか、また、残業が多いから保育園のお迎えに間に合わないなど子育てに影響が出ることすべてが悩みになります。

旦那や家族が協力的な家庭なら夜勤や残業もできますが、そうでなければ子供に寂しい思いをさせることになりやるせない気持ちになります。よって、できる限り夜勤や残業がない勤務体系で働く方がいいでしょう。子供が小さいうちはよりたくさんの工夫が必要になります。まずは夫や家族の協力です。

子供との時間も大切にしたいけど、将来的にずっと看護師として働くことを考えると、辞めてしまうことはできませんよね。そのために、残業や夜勤の時は夫やほかの家族に世話になることも必要になります。自宅から近くに住んでいる家族に協力してもらうという場合も多いです。 その際は、ただお願いするだけでなく、しっかりと自分が看護師としてどうなりたいのか、また、今後どうしていきたいのかを明確に家族に話して理解してもらうと協力が得られやすいでしょう。看護師という仕事は人の命を預かる大変な仕事で、今は子供と過ごす時間が少なくても将来他族のために看護師として働いていれば、大きくなった時に子供に理解されるはずです。

一方で、働き方を変えるという方法もあります。子持ち看護師の中には、両親が近くに住んでいない場合や夫の協力が得られない場合があります。そんな時は常勤ではなくパートに変更したり、残業や夜勤のないクリニックなどへ転職するのも一つです。 子供が小さいうちはあっという間に過ぎてしまいます。もしも、夫の給料で生活できる範囲であれば、多少給料が下がっても子供との時間を優先するために働き方を変えても良いかもしれません。

さらに、託児施設のある病院へ転職するという方法もあります。待機児童が多い現代では、託児施設のある病院も増えてきています。夜勤でも子供を預かってくれたり、残業があっても対応してくれた理と大きなメリットがあります。今働いている施設に託児所がなかったり、これから働きたいという子持ち看護師であれば、こういった病院や施設に働くことを念頭においても良いでしょう。 このような病院で働ける場合は、自宅が近いともっと便利になります。

子持ち看護師ではなくても独身看護師の時から将来子供を産んだ時のことを考えて、あらかじめそういった託児施設のある病院に就職する人もいます。長く続けて働くための賢い準備ですね。計画的な行動は、病院側にとっても理解が得られやすく、子供が生まれた時も勤務を融通してもらえる場合があります。

家事との両立や家族の理解はどうするか?


家事を完璧にこなそうとしたら、両立は難しいでしょう。看護師の仕事は体力的にもハードな仕事。そのうえ、帰宅してから、家事をこなそうと思っても満足にできないのが現実です。掃除は毎日掃除機をかけなくちゃいけない、料理は毎日手作りして、栄養管理をしたメニューを考えなくてはいけないなど、「ねばならない」症候群に陥ると自分で自分の首を絞めることになります。

毎日掃除機をかけなくても、クイックルワイパーで軽くふき掃除をすれば床はきれいになるし、それすらできなくても困らない。料理もたまには総菜を買ってきて食べたりしても十分満足できるし、栄養が偏らないように選択すれば大丈夫。といった風に考え方を変えるだけで負担感が減ります。心が軽くなると人は余裕も出てきます。

子供に「早くして!」と言ったり、いらいらしながら対応することが減るでしょう。母親のイライラは子供にとって不安の材料になります。何より子供の前で笑顔でいられるようにしたいですね。

家族に協力を得ることも大切です。家族に気兼ねして働くことに躊躇してしまう人もいますが、一人で子育てはできません。いろいろな人がかかわることで、子供は愛されていることを実感し、成長しながら感謝が生まれます。自分のために一生懸命働きながら育ててくれたといつか感謝される日が来ます。

このように、子供との時間を確保するためには、周りに協力を得る勇気が大切になります。一人ではできないことを認めて協力を得ることで肩の力が抜けるようにすることでうまく乗り越えられるでしょう。考え方を変えていくことで、充実した毎日を送ることができればよいですね。

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