ちゃんとしたいママVS自由奔放な子ども。イライラせずにいられない!
子どもと過ごす時間が長いと一日に何度も注意したり叱ったりすることが多くなりませんか?
ルールやマナー、時間を守ろうとするママVS自由奔放な子ども
おもちゃは出したら片付けない、服は脱ぎっぱなしなど、きっちりしたいママならイライラスイッチが作動してしまうことが多くなるかもしれません。「もぅ、ちゃんと片付けて!」と注意しても効果なし!ママの気持ちにはお構いなしに遊びに夢中の子ども。そんな子どもの態度にさらにヒートアップしていくママ。一日中一緒に過ごしていると心身ともに疲れてしまうのではないでしょうか。
実は子どもを注意するときにポイントがあるんです。

無視しているのではなく聞こえていないだけ!
私は『親子リズム体操』のレッスンを主宰していて、主に2,3歳の子どもたちが参加してくれています。
広いスタジオに来ると嬉しくて走り回る子どもたち。仲良しのお友達が来ると「一緒に遊ぼう!」と言って追いかけっこが始まることもしばしば。レッスンが始まるまでは自由に遊んでいても問題ありませんが、私が「さぁ始めるよー」と言っても追いかけっこは終わりません。
そんな子どもの姿を見ると「止まりなさい!」と怒り出すママもいらっしゃいます。
実は、遊びに夢中な子どもは大人の声が聞こえていないのです。
体に触れる“タッチング”で確実にママの声を届けよう
子どもが何かに夢中になっているときはママの注意は聞こえていません。
子どもに話かけても目が合わない、またはチラッとこっちを見てすぐに目をそらす場合は聞いていないのです。そんな子どもに注意し続けるとママは一人で空回り状態・・・
そんなときは子どもの背中や体に触れるタッチングをしながら話しかけてみましょう。触られることでママに注意を向けてくれて、何か話しているのだと分かります。
レッスンでも興奮している子どもに対してタッチングしながら注意を促します。ただ声をかけるだけだと聞いていませんが、タッチングしながら話しかけると行動改善につながっています。
ママの注意はエスカレート!そうなる前に一度で注意を促そう
行動が変わらない子どもに対してママが注意し続けると、最後にはイライラが頂点に達してしまうことも。「早く片付けて!」「ねぇ聞いてるの?片付けなさい!」「もぅいいかげんにして!おもちゃ捨てるわよ!」のようにどんどん怒り方がエスカレートしていくのです。そして最後には「いっつもそうなんだから」と子どもの人格を否定する言葉を発してしまうことも。
そんな風に言われた子どもは「ぼくはダメな子なんだ」と自分を否定してしまったり、自己肯定感が下がってしまったりする恐れもあります。
まずはママの声をちゃんと子どもに届けることを意識しましょう。そうするだけでも子どもの行動を改善できるはずです。