子どもを保育園に預けて働くお母さん。毎日泣いて登園する姿を見ると辛くなり心配になりますね。私もとても悩みました。そんなときにわが家ではこんな風に対応すると子どもが安心して登園するようになりました。
登園したくない!正論よりもお母さんの気持ちが心に響く
お母さんが仕事をすると決めて保育園に子どもを預けたら毎朝大泣き。子どもを心配する気持ちから、仕事をする自分のことを責めてしまうことがあります。
「保育園嫌だ」「お母さんと一緒にいたい」なんて言われると胸が苦しくなりますね。
そんなときはぜひ「お母さんも一緒にいたい気持ちだよ」と伝えてください。実際に一緒にいる時間が短くても、お母さんが同じ気持ちだと思うと子どもは安心します。
「行きたくない」全身を使っての感情表現は、大切な力を育んでいる
保育園に行きたくないと泣いている子どもは、全身を使って自分の気持ちを伝えようとしています。
繰り返し表現していくうちに自分の気持ちを伝える力が育っていきます。この力は自立するために欠かせないもの。
保育園に慣れると泣かなくなると信じて、根気よく気持ちを受け止めましょう。
そして「お母さんもあなたと一緒にいたいの。お仕事をしているときもずっとあなたを愛しているよ」と子どもに笑顔を見せてください。お母さんはいつも愛してくれていると感じて安心でき、少しずつお母さんがいない場所にも慣れていきます。
説得が効かないときの魔法の言葉。子どもの心のお守りになる
私の娘は5歳になってもママっこで、こども園に行きたがらない日がありました。「お母さんといたいからお休みしたい」と言われても、私は仕事があるので休みにはできません。
困っていたのですが、どうにか子どもを園に連れていくように説得していたのを、子どもが安心できるように関わり方を変えてみました。
毎朝ぎゅっと抱きしめながら「お母さんもあなたと一緒にいたいよ。お仕事中も大好きってずっと思っているよ」と笑顔で伝えるようにしました。この魔法の言葉を伝えると娘もぎゅっと抱きしめてくれて、にこっとするようになったのです。
さらに「お母さんはいつも私のこと大好きだもんね」と一日のうちに何度も笑顔で言うようになりました。
そしてこども園への登園を渋る日が減りました。行きたくない日もありますが、抱きしめて魔法の言葉を伝えると少し安心した表情をするようになりました。
お母さんの笑顔は子どもの安心につながる。嘘でも笑顔を見せて
子どもが保育園に行きたくないとお母さんも不安や心配の気持ちになることがありますが、そんなときこそ笑顔を作って安心できるように関わってみましょう。説得すると頑なに拒否する子どもでも、共感すると落ち着いていきます。
「お母さんも一緒にいたいよ」「あなたのことをずっと愛しているよ」という言葉とお母さんの笑顔から、子どもは安心を感じていきます。登園するときや降園するときにお母さんの笑顔をみるとなんだか「大丈夫かもしれない」と感じられます。
登園と降園のときだけでも笑顔を見せましょう。
子どもが泣くのは不安や不快なことがあるから。安心できるようになったら少しずつ世界を広げていけます。