突然ですが「幼稚園でできるなら、家でもやってよ!」と言ったことがあるお母さんはいませんか?
家ではワガママ放題なのに先生からは「〇〇ちゃん、頼りにしています」なんて言われる。一体どういうことなの!?と思ってしまいますね。
でもそれにはちゃんと理由があるんです。
家でできないんじゃない。園で必死に頑張ってるんです。
子どもは生まれながらに特徴があります。園でできるのに家で全然やらない、というのもその一つです。
園や学校でできるなら、家でもっと厳しく言った方がいいのかな?と思うかもしれませんが、実はその逆。
園や学校で頑張っていて家でワガママになるお子さんはぜひ“ぼんやり過ごす”“お母さんから何も言われない”そんなリラックスタイムを作りましょう。
小さな頃から規則正しく目標が高い。「できない」と言えず抱え込むことも
子どもたちは生まれながらの特徴があると書きましたが、これを“気質”といいます。この気質は行動や思考に特徴として表れます。
例えば、園で頑張りすぎてクタクタで帰ってくる子どもの多くは、生まれてすぐから生活が規則正しく育児書通りに育ちます。ですので、お母さんは特に“育てにくい、子育てがつらい”と感じることは少ないかもしれません。
しかし、自我の芽生えとともに思い通りにならないと大泣きしたり、癇癪がひどくなったという行動が表れます。
また新しいことを始めるときに、できないかもしれないと思うと回避するようなところもあり、お母さんは手を焼きます。このような子は目標が高い真面目な頑張り屋さんだと知っていてください。
偏食気味の娘について園に相談して判明!!園では別人のように頑張っていた!
私の娘はお世話好きで元気いっぱいの女の子です。
娘は食べ物の好き嫌いが激しく食事時間は格闘の日々。それなのに保育園の連絡帳にはいつも“給食、おやつは完食しました”の文字があるです。
不思議に思ったある日、保育園の先生に「娘は嫌いなものが多いのにどうやって食べさせているのですか?」と聞きました。すると、先生の返事は「えっ?好き嫌い、ありますか?」という驚きのものでした。
聞くと、娘は園ではとても優等生で、家では絶対に口に入れない大嫌いなコーンでさえも平然と食べているというのです。
家でわがままになったら「園で頑張ってきたのね」と認める声かけを
私の娘のような頑張り屋さんは案外たくさんいます。
頑張り屋さんは小さなころから “こうしたい、こうなりたい”という目標を高く持っていて、とても意欲的です。ですので、完璧でありたいと全ての力を園で出し切り、心身ともにヘトヘトで帰ってきます。
もしも、子どもが園で頑張り過ぎて家でワガママになっているのであれば、ぜひ帰ってからリラックスタイムを。一緒に楽しくおやつを食べるのもいいですし、お昼寝したり、時にはご飯前に一緒にお風呂、なんてことも楽しいでしょう。
頑張り屋さんは結果が伴わないと自信をなくしてしまいます。お母さんは「できたね」「頑張っているね」「楽しんでね」など、努力の過程を認める声かけをしてみてください。
- わがままを頭ごなしに叱らない
- ストレスを和らげるべく、家でのリラックスタイムを大切にする
- 「できたね」「頑張っているね」「楽しんでね」と過程を認める声掛けを実践する