今まで順調に通っていたのに、子どもに突然「習い事をやめたい!」と言い出して、困った経験ありませんか?私もそんな“困った!”を体験したひとりです。子どもの気持ちは尊重したいと思うものの、やめ癖がついてしまうことが心配で、どうして良いか迷ってしまったのです。
本日は私がどんな風に“習い事やめたい問題”に向き合ったかをレポートします。ご参考になれば嬉しいです。
”やめたい”という気持ちを受け止め、話は最後まで聞こう
“やめたい”という気持ちが一時的なものなのか、この先も解消されないものなのかを判断するためにも、まずは子どもの気持ちを受け止め、話に耳を傾けてみましょう。
その際、以下のポイントに気をつけてみてください。
- 家事などの手をとめ、聴こうとする態度を示す
- 共感のあいづちを打つ 例「やめたいと思ったんだね」「よくがんばったね」「そんなことがあったの、大変だったね」など
- 最後まで話を聴く
話を聴くポイントの解説
どういうことか、ひとつずつ解説してみますね。
家事などの手をとめ、聴こうとする態度を示す
家事などの手を止めて、子どもに向き合うことは“あなたに関心をもっていますよ”というメッセージ。話を聴こうとする態度が相手に伝わります。
共感のあいづちを打つ
共感のあいづちは、自分の気持ちが共有してもらえたと感じ、喜びや安心が増し、辛かった気持ちを少しずつ和らげることに役立ちます。
最後まで話を聴く
最後のポイント。これがすごく大事です。アドバイスが必要だと感じても、まずは話を最後まで聴いてから。気持ちを吐き出す前にアドバイスをされると子どもも抵抗したくなります。アドバイスも押しつけたり、命令したりすることなく“提案”という形で伝えられるといいですね。
最終的に決めるのは子ども自身
小学1年生の息子の例です。お友だちにドリブルが下手だと指摘されたことで、サッカーが楽しくなくなってしまったようです。
上記のポイントを守って話を聴いてみたところ、どうやらイヤだなぁと思うけど、まだ続けたい気持ちもあることがわかりました。
そこでモチベーションをアップさせるために「どんな事ができるようになりたい?」「それができたらどんな気分?」と未来に目を向けた質問をしてみました。すると“試合でトロフィーをもらえるくらい活躍する”という目標を立て、その日が来るまでサッカーを続けると自分で決めることができました。
子どもの気持ちと向き合って臨機応変に対応を
たとえ習い事をやめる決断をしても、経験したことはムダにはなりません。子どもなりに技術以外にも学びを得て、成長しています。
大事なのは“やめる・続ける”よりも子どもと向き合うこと。パパやママが向き合ってくれるだけで、子どもは安心できるのです。それができていれば、どんな結論を選んでもマルだと私は思います!