心の発達にも実は順番があるんです。集中力を伸ばすのに最適なのは2歳です。おうち遊びの中での接し方のコツをご紹介します。
世の中の常識を教えるのが親の務め!の思い込みを外そう
子どもの発想ってとても柔軟で面白いですね。ごっこ遊びをしていると、大人ではとても思い付かないようなアイデアがポンポンでてきます。
ブロックがお鍋で煮込まれていたり「これで食べてね」とネギを渡されたり。
そんなとき、子どもはごっこ遊びの世界に入り込んで集中しています。親としては「違うよ、それはね・・・」と正しいことを教えたくなりますが、いちいち訂正せずに見守りましょう。没頭することで集中力がどんどん伸びていきます。
集中力が身に付く黄金期は2歳。常識を教えるのは大きくなってからでも間に合う
自分でできることが増えて、一人遊びが上手にできるようになる2歳ごろは集中力がもっとも伸びる時期です。静かに集中して遊び始めたら、声をかけずに見守りましょう。
金づちでお鍋をかき混ぜ始めたとしても、訂正する必要はありません。ごっこ遊びの最中は「今は集中力を身につけているんだ」と割り切ってOK。実際にキッチンに立つときに本物のお玉を使うことを伝えれば問題ありません。
あれもこれもと欲張らず、子育てにも“旬”を意識しよう
2歳のお子さんをお持ちのお母さんから「うちの子全然集中が続かないんです」と相談がありました。
側で遊ぶ子どもの様子を見ていると、目新しいおもちゃを前に熱心に遊んでいます。
ところがお母さんが「それはネジだからお鍋に入れないよ」「切るときは包丁を使って」などと細かく指示をしています。口出しされてイヤになった子は別の遊びを始めました。
「ほらね、いつもこうなんです」と嘆くお母さん。常識を教えるのが親の役目!と肩に力が入っていたんですね。2歳の今は常識を教えるよりも集中力を伸ばすことを優先しましょうとお伝えしました。
今は〇〇力を伸ばすとき。夫婦で共通認識があると足並みが揃う
子育てに“旬”を意識することで、子どもの成長段階に沿って優先順位をつけられるようになります。
まだ一人で立てない子に歩く練習をさせる人はいません。
しかし、心の成長段階についてはあまり知られていないため、まだ早すぎることを必死に身につけさせようとしていることがあります。
「今は集中力を身につけているから黙って見守ろう」と思ったら、一緒に子育てしているご主人や周りの方ともぜひ情報を共有しておくと良いですね。
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