子どもの発言にドキッとすることありませんか?
もしかしたら、大人の真似をしているのかもしれません。
私、こんな言い方してたっけ?
ちょっと振りかえってみましょう。
子どもに否定形で話されたら自分も話しているのかも
「ごはんの時間だからお片づけしてね」「お出かけするから靴下履いてね」子どもに何かしてほしいことを言ったとき、子どもが今すぐそれをしたくないことってありますよね。
「お母さんが〇〇してくれないんなら、私もお母さんが言ったことしない」
ある時、5歳の娘がこういう言い方を頻繁にするようになってきたのに気づきました。私はそんな言い方していないはず…と思って自分の発言に注意していたら、思わず言っていることがありました。
「〇〇してね」と言った後、子どもがさっと行動しなかったとき「早くお片づけしなかったら、なかなかごはんが食べられないよ」「泣きやまなかったら、手伝えないよ」「パジャマ着なかったら、歯磨きできないよ」などと、私としては事実を言っているつもりが、無意識に否定的な言い方をしていることがあったのです。
子どもは身近な人の真似をする
保育士をしていた時、お母さん達に「家で先生ごっこをしています」「先生そっくりにぬいぐるみに話しかけています」と言われたことがあります。一方で、保育園でも子どもはお母さんのように話しているのかなと思うことがよくありました。やはり、子どもは身近な人の真似をするのですね。
ということは、子どもに言ってほしい話し方をすれば、それを真似してくれるのです。「~しない」と言ってほしくなければ「~する」という言い方に変えれば良いのです。
「早くお片づけしなかったら、なかなかごはんが食べられないよ」→「早くお片づけ終わらせて、ごはん食べようね」
「泣きやまなかったら、手伝えないよ」→「泣きやもうね。手伝ってあげるよ」
「パジャマ着なかったら、歯磨きできないよ」→「パジャマに着がえて、歯磨きしようね」
こんなかんたんな言い換えで、同じ内容でもプラスの言葉がけになります。
一旦受けとめて肯定文で声をかけよう
気をつけたいことは、これをしたらこれをしてあげる、これをしないならこれをしてあげないというように条件にしないこと。
子どもが「したくない」と言ったら、「したくないんだね」と言ったことを繰りかえして受けとめ「じゃあ、こうしてみようか?」と提案したり、「〇〇ちゃんはどうしたいの?」と気持ちを聞いてあげましょう。
そして、「~しようね」と肯定文で話すようにしてみましょう。根気よく積みかさねていくことで、子どもは変わってきます。子どもの言い方が気になったら、まずは自分の言い方を見なおしてみてくださいね。
人の振り見て我が振り直せということわざではありませんが、子どもの言い方を聞いて自分の言い方を直さなきゃ!と気づきました。気づいて愕然。でも、今気づけてよかったと思う!前向き、前向き(笑)