「とにかく甘えん坊で困ってます」というご相談が届きます。甘える行動は成長にとって非常に重要なもの。今回は、甘えん坊のお子さんの接し方についてお伝えします。
親に甘えて安全を確かめているので十分に甘えさせてOK!
お子さんが甘えるのは、お母さんが安心で安全な存在であるのを分かっているからです。
保育園で上手くできなかったことがあった時に、家に帰れば自分を出せる安全な場所がお母さんの存在です。
子どもが甘えてきた時は、十分に甘えさせて「大丈夫よ」「応援しているよ」と抱きしめたり声をかけたりしてあげて下さい。しっかり甘えられるのが分かると、だんだん甘える行動が落ち着いてきます。
甘やかすと甘えさせるの判断は?
子どもが甘えてまとわりつくのは、お母さんが必要だと感じているからです。しかし“このままずっと甘やかす”と子どもが自立できなくなってしまうのは?と心配される方も多いですが、大丈夫です。
実は「甘やかす」と「甘えさせる」は違うのです。“甘えさせる”は子どもが自分から甘えてきたときに、その気持ちに応えてあげることで、“甘やかす”は子どもが求めていないことをしてあげることです。
*例えばお散歩中、本当は歩けるのに子どもが抱っこ~と言ってきた時は明白な甘えです。その時は“いいよ。あの角まで抱っこしてあげるね”と言って、目標の一まで抱っこしてあげるのは気持ちに応えてあげているので安心できます。でも、子どもが“抱っこして”と言い出していなのに「かわいいから抱っこしてあげたい」と抱っこするのは、子どもは求めてきたことではないので甘えさせているのと違います。
7秒ハグで愛情表現すると自己肯定感が高い子になる!
子どもは甘えてきたときに、“大好きだよ”“愛してるよ”と気持ちを伝えたり7秒ハグをしたりすると子どもの自己肯定感が高まります。
きちんと言葉にすることと7秒ハグで愛情表現をすることで、子どもは安心して自分を出しながら成長していけます。自分を表現できる力は大人になってから社会で生き抜く為にとっても大切な力になります。
お母さんは子どもが求めてきたときに、どんどん抱っこしてあげてくださいね。
*7秒ハグとは、お子さんを7秒間ハグすることで愛情ホルモンであるオキシトシンが分泌されてハグをしているお母さんも幸せになります。
たくさん甘えた子は豊かな人間関係を築くことができるでしょう。