保育の活動の中でも子どもに大人気の遊びが一本橋遊び。おうちではマスキングテープ・公園では木の枝一本あればすぐに一本橋を作れるので手軽にできておすすめです。
公園や花壇の周りのブロックは子どもの運動能力を伸ばしてくれる強い味方
子どもとお散歩に行くと公園や花壇の周りのブロックに急に上り歩く姿を見たことのある方は多いと思います。
子どもにとって少し高くなっているブロックはなぜだか上りたくなる魅力的なもの。大人から見ると危ないように見えたり、道路をすんなり歩いてほしかったりしますね。
しかし子どもにとっては運動能力を自ら伸ばしているボーナスタイム。
危ないときには「危ないよ」と知らせて、安全なところで一本橋遊びを提案してみてください。ブロックを歩くのと同じような動きなので楽しく遊んでくれるでしょう。
一本橋遊びはバランス感覚と集中力を伸ばすのにオススメです
平均台のように一本橋の上をまたいだり歩いたりする遊びは子どもが大好きな遊びのひとつ。まずは一本橋をまたぐことから始めるとハードルが低くなり取り組みやすくなります。
「へびさんをまたいでみよう」と声を掛けて、慣れてきたらジャンプで跳び越すこともできます。
一本の線の上を歩けるようになったら、はみ出さないように歩いてみましょう。「橋の下にワニさんがいるよ~おっとっと~」と大人が先導しても面白いです。慣れてきたらつま先立ちでも歩けるか挑戦してみてください。バランス感覚が養われます。
またぐ・跳ぶ・歩くなど子どもが夢中になっているときは集中力が伸びています。集中力はパズルなどの静かな遊びではなくても伸ばすことができるのです。
おうちではマスキングテープ・外では木の枝があればすぐに一本橋が作れます
娘と出かけると様々なものを一本橋に見立てています。先日は点字ブロックを一本橋に見立てていました。周りを見ると誰も通行していなかったので「人がいない時だけだよ」と約束をして遊びに使わせてもらいました。買い物に行った時には床のタイルを一本橋に見立てていることもあります。
他にも一本橋をすぐに作れる方法はたくさんあるので取り組みやすいでしょう。室内であればマスキングテープやビニールテープを床に貼るだけで完成します。公園では木の枝で地面に線を引くだけで一本橋が出来上がります。木の枝がたくさんあれば、枝をそのまま地面に置いてみてもいいですね。
体をコントロールすることは、心のコントロールにも繋がる
小学生になって授業中に立って歩いたりおしゃべりしたり、集中していない子がいると聞くとうちの子は大丈夫かしらと心配になりますね。小さい頃から遊びを通して集中力が伸ばすことができます。
シール貼りやお絵描き・パズルなど静かな遊びで集中できない子でも、体を思いきり使っている間に集中力を伸ばすことができます。
子どもの得意な分野で伸ばしていける力なので、夢中になっていることを沢山経験させてあげていただきたいと思います。
楽しさが原動力。「渡れるかな?」「やったー渡れた!」と楽しさを共感しながら遊ぶときっと盛り上がるでしょう。