いつもは元気いっぱいで活発なのに、人前だと急に恥ずかしがってあれ?って思ったことはありませんか?そんな時、どう対応したらいいか見ていきましょう。
いつもハキハキしている子が急に恥ずかしがるのは理由がある
娘が4歳のある日、プリンセスと工作が楽しめるというバーチャルクラフトクラスに初めて参加してみました。様々なドレスに身を包んだ10人数名の可愛い子ども達が参加していました。
喜んでいた娘でしたが、いざプリンセスとの1対1のお話タイムになると「恥ずかしい。お母さんが言って」と小さな声で言うのです。
結局、娘はクラスの間一度もプリンセスと話しませんでした。
こうしたことはそれまでにも時々ありました。普段は自分の言いたいことをはっきり言うのに、新しいことや初めてのことに挑戦するとき上手くできないかもしれないと思ったら、恥ずかしいと言って最初からしないと分かってきました。
完璧主義な子どもには具体的にできそうなことを提案しよう
完璧主義な子どもほど、失敗したくないという気持ちが強く、最初から挑戦しないということがあります。「大丈夫だよ。できるよ」と言っても「できない」「恥ずかしい」と言ってやらず、時間が経つとやり始めたりします。
自分が「できそう」「できるかも」というタイミングを見ていることもあるので、無理矢理させようとしないことが大切です。本人の中で納得したら、やるようになります。
また、家庭の中など声をかけてもいい状況なら、漠然と「大丈夫だよ」と言うのではなく、小さいステップでできることを提案してあげましょう。
例えば、上記の状況で話すのが恥ずかしいなら「作ったものをプリンセスに見せてみようか」「バイバイだけ言ってみようか」と具体的にイメージできるように伝えてみましょう。できたときは「できたね!」と認めてあげましょう。
失敗は恥ずかしいことではないと伝えよう
失敗したくない気持ちは誰にでもありますね。失敗すると恥ずかしかったり落ち込むこともあります。大人だって失敗することはあります。お父さんだってお母さんだってあるんだよ、失敗は恥ずかしいことではないよと伝えてあげましょう。
もし、あなた自身が失敗したりうまくいかないことがあったら子どもに素直に話してみてくださいね。
「お母さん、パンケーキ焦がしちゃったわ。失敗、失敗!」
「オンラインミーティングで他の会社の人の前でお話したけど、ちょっと恥ずかしくて上手に話せなかったわ」
身近な存在のお母さんもそんなことがあるんだな、大人も恥ずかしい気持ちってあるんだなと子どもは気づくことができます。
そして
「今度は焦がさないように、もう少し温度下げて焼いてみるわ」
「明後日のミーティングまでにもっと練習してみる!」
と、次に向けてどうするか話すのもいいですね。失敗しても大丈夫。恥ずかしくてもまた挑戦してみる。その積み重ねが、子どもの背中を押してくれることでしょう。
私も幼少期とても恥ずかしがり屋だったそうです。母は舞台に出る度胸がつくと恥ずかしがらないようになるかもしれないと考え、私に日舞を習わせてくれました。発表会で間違えたこともあっただろうし、帯が外れるアクシデントがあった記憶も。それでも最後まで踊った経験は、失敗し
ても大丈夫!と教えてくれた気がします。