見逃すな!子どもは“やってみたい”ことを決めると自立する
子どもは好奇心の塊です。やってみたいことがたくさんあります。
もし子どもが“やってみたい”と言ってきたら、それは成長のチャンスです。なぜなら、子どもは自分でやってみたいと言ったことに対しては努力するからです。
お母さんと体験や気持ちを共有し、できた!という達成感もあるでしょう。いろんな力が身につく子どもの“やってみたい”。どんどんチャレンジさせましょう。
子どものイメージを具体的に引き出し、お母さんはお手伝いに徹しよう
子どもが何かをしたいというときには、子どもの中にイメージがあります。
お母さんは“どんなもの?”“いつしたいの?”“どのくらい?”などの具体的な質問をしてみてください。質問を繰り返しながら子どもと自分のイメージの差があるはずです。その差を埋めてからチャレンジしましょう。
お母さんは成功させたいと思って先回りをするかもしれません。でも失敗したっていいんです。
子どもが自分で考えた方法で自分で考えたことをやってみる。これが大切。失敗してしまっても、それも経験。その時は“どうやったら良くなりそう?”と尋ねてまたチャレンジを楽しみましょう。
「色水遊びがしたい」と言われて、皆さんならどんなイメージをしますか?
ある日、息子が「色水が作りたい」と言いました。私はてっきり絵の具を溶いた水で遊びたいのだと思い込み、絵の具の準備をしました。
ところが息子は庭へ出て戻ってきません。
私は庭にいる息子に「せっかく準備したのに」と不機嫌な声で呼びかけました。息子も不満そうに帰ってきました。
ところがよく話を聞くと、息子は花や葉をつぶして色水を作りたいと思って庭で花を摘んでいたのです。公園で花を潰して遊んだのが楽しかったので私に見せようとしてくれていたのです。
子どもと私の認識の差を感じた出来事でした。
いつも叶える必要はない。成功だけが体験でもない。ただ見守ろう!
子どもは小さな頃からたくさんのトライ&エラーを繰り返して大きくなります。
もし時間とお母さんの心に余裕があれば“今この子は成長のための実験をしてるんだ”と温かい目で見守りましょう。失敗すると分かっていても最初から「失敗するからこうした方がいいよ」と言うのはグッと我慢!失敗を経験することが大切なのです。
“どうして失敗したのか、次はどうしたらうまくいくのか”一緒に楽しみながら思い出づくり。しかも自立までしてしまう。そう思うと子どもの小さな“やってみたい”って最高!