家でぐずるならまだしも、外でそれをされるとさぁ大変!
周りの目も気になるし、用事は済ませたいし…
焦る気持ちからつい子どもに声を荒げてしまった経験はありませんか?
今日はそんなとき、私がどうしているかをレポートします。
ぐずったときは説得するよりも、気持ちを理解してあげよう
3歳児はやる気がいっぱい!この時期は、「自分でやりたい!」という意欲がぐんぐん伸びる時期であり、お手伝い欲や自分のことは自分でしたいという気持ちが強くなります。
親としてもさせてあげたい気持ちはあるのだけれど、時間や環境がそれを許さないときもありますね。状況やできない理由を並べて説得しても、そうはいかないとばかりにぐずられて困ったことはありませんか?
そんなときこそ、まずは深呼吸。その後、次の方法を試してみてくださいね。
① ぎゅっと抱きしめて、背中をポンポンする
② 子どもの言った言葉をそのまま繰り返す
③ できない理由を伝えるときは、子どもの気持ちが落ち着いてから
自分の気持ちが伝わると安心し、落ち着くことができる
ひとつずつ解説してみます。
ぎゅっと抱きしめて、背中をポンポンする
肌が触れあうスキンシップをすることで、心と体の緊張を緩ませ、気持ちを落ち着けさせます。
ハグは7秒以上すると愛情ホルモンが分泌されるので、さらに効果がアップしますよ。抱きしめた側にも分泌されるので、パパやママの気持ちも落ち着けてくれますよ。
子どもの言った言葉をそのまま繰り返す
子どもの気持ちや使った言葉をそのまま返してみましょう。「いやだった」→「いやだったのね」という具合に。そうすることで、子どもに“気持ちを受け止めたサイン”を送ることができます。また、言葉を繰り返すことで、子どもは自分の言っていることを理解することができ、気持ちの整理をすることができます。
できない理由を伝えるときは、子どもの気持ちが落ち着いてから
人は自分の気持ちを受け止めてもらえると、分かってもらえたと安心し“耳が開いた”状態になります。先に気持ちを受け入れてからできない理由を伝えると、子どもも受け入れやすくなりますよ。
子どもの感情は否定せず、上手に受け止める
私が経験した、ある日の駐車場での出来事です。
精算機の読み取り口に割引券をかざすのが大好きな3歳の娘。ただ、娘がするととっても時間がかかるのです。
いつもは空いている精算機も、この日は長蛇の列。今日はママに譲ってほしいとお願いするものの「娘ちゃんがやりたいの!」と地団駄を踏みながら、泣き出してしまいました。
娘を抱きしめただひたすら娘の言う言葉をくり返しているうちに、だんだん言い方がおとなしくなりました。帰りの車では気持ちが落ち着いていたので、ママに譲って欲しかった理由と空いているときはしてもいいことを説明。納得できたのか、その日以降、混んでいるときは譲ってくれるようになりました。
子どもの要望には全部応えなくてもいい
子どもって、どうして大人が“今はダメ”ってときに限ってぐずるんでしょうね(苦笑)
そんなときつい怒ってしまったパパやママの中には“感情のコントロールが苦手”とか“怒りっぽい”なんて、ご自分を責める方もいらっしゃるかもしれませんね。でも本当は、人の気持ちに敏感に感じ取ることのできる、心優しい繊細な方だと私は思うのです。
子どもの要望に全部応えられなくてもいいと思います。
ただ、子どもは自分の気持ちを急に変えることが難しいことを頭の片隅に入れておいてください。つい怒りそうになったときはそのことを思い出し、まず子どもの気持ちを分かろうとしてあげてくださいね。
はじめはうまくいかなくても、だんだんとぐずる時間が短くなるはずです。