「何回も言わせないでよ!いつも注意してるじゃない!」って
つい声を荒げたくなるシチュエーション、子育てにはつきものですよね。
手をこまねいている全てのママたちへ。
実は解決のヒントを教えてくれるのは子ども本人なんです!
うまくいかないなら、うまくいったことが過去にあったか?と振り返る習慣を
何度言っても子どもが同じことを繰り返すのでイライラしてしまう。これだけ注意しても効果がないのはどうしてなの?と頭を抱えてしまう。きっと子育て中のママたちのよくあるお悩みでしょう。例えば…
- おもちゃは出したら片づけようねと言い聞かせているのにいつも出しっぱなし
- そろそろ幼稚園に行く時間だよとせかすのに毎朝ダラダラとテレビを見続ける
- 寝る時間だよと何度声をかけてもいつまでも遊びたがる
いかがでしょうか?思い当たること、ありましたか?
実は3回注意しても効き目がないなら、その方法がうまく機能していない可能性が高いと言われています。子どもにとってみれば、ママが口酸っぱく注意している言葉が右から左に流れてしまって耳に入っていない状態とも言えます。
そんなときは是非今の方法を撤廃して、過去の成功事例を思い出してみましょう♪
効果のある方法は子どもによって違う。我が子の過去の成功事例がヒントとなる
子どもによって効果のある方法は違うものなんです。
例えばおもちゃの片づけ方ひとつ取っても、子どもによってこんなに色々違いがあります。
- おもちゃの箱にイラストや写真を貼って、どこに何を入れるかがパッと見て分かれば片付けられる
- 最初から大きなレジャーシートを敷いておき、遊び終わったら四隅を持ってまるごと片付ける大雑把な方法が合う
- お友達を家に呼ぶ計画を立てたら、かっこ悪いのがイヤだと勝手に片付け始める
つまり、王道の正解だけではなく我が子の成功事例を見つけることが解決のカギということ。
うまくいかないときは、“過去にうまくいったことがあったか?”を探してみて下さい。きっと一回くらいはうまくいったことがあることでしょう。それがわが子にフィットする方法なのです。
事例:お風呂に入るのを毎日嫌がる2歳の男の子
9月とはいえまだまだ暑い時期。汗びっしょりになって公園から帰ってきたらすぐお風呂に入りなさいといつも声をかけるのに、毎回嫌がってぐずるわが子をどうにかしたい、というお悩みをお持ちのお母さまから先日ご相談を受けました。ママも外遊びに付き合って疲れているタイミングですから、思わず感情的になってしまうのも無理はありませんよね。
ここで、過去の成功事例探しの出番です!
これまですんなりお風呂に入ってくれたことがあったかをお母さまに尋ねてみたところ、公園で水遊びに使っていたお気に入りのじょうろを持って入った時にご機嫌だったとのこと。公園遊びの続きをおうちで再現しているような気持ちになれて楽しかったのではということでした。
ほらほら、うまくいったケースが過去には一度くらいあるものでしょ!
外遊び用の道具出し砂だらけだし、そこの線引きはちゃんとしないと
けじめがないような気がして1回しかやっていなかったんです…。
すっかり忘れていましたが、確かにその時は自分から嬉しそうにお風呂に入ってくれていました!
その都度お砂を洗い落とすのに手間はかかりますが、
それでスムーズにお風呂に入ってくれるなら楽なもの!
“じょうろ持参でお風呂コース”を恒例にしちゃいましょう!
できない原因探しではなく、解決の糸口を見つけよう
一生懸命に子育てしているのに報われていない気がして、余裕のないときは特に子どもにきつい言葉をかけてしまう。何度言ったら分かるの?と怖い顔で叱ってしまう。
答えは子ども自身が持っています。ママはぜひ、過去の我が子に相談してみましょう。どんな子育て本より明確なヒントを本人が教えてくれることも少なくありません。なんでいつもこうなの?とできない原因探しをするより、解決する糸口を見つけることの方がずっと子育てを前に進めてくれます。
いつも頑張っているママ。まだまだ暑く大変な時期でもありますが、同じ母親のひとりとして、いつも最大のエールを送っていますよ!