人見知りな子は愛想なく見えるときもあるけど、本当は一緒に遊びたい
私の5歳の娘は人見知りが激しい性格です。公園やキッズスペースに行って、遊んでいる同世代の子どもに声をかけられても返事をしません。目を合わすこともなくそっぽ向いています。
以前の私なら「ほら、返事くらいしたら?」「一緒に遊ぼうって言ってくれてるよ」と相手の子を気遣っていました。でも今は子ども同士のやり取りは口を出さず見守っています。なぜなら娘なりにその子と距離を保ちながら一緒に遊ぼうとしているのです。
シャイな子は相手や状況を見極める“観察時間”が必要
人見知りの子がお友だちの輪になかなか入れず、一人でポツンとしていると、ママは“ちゃんとお友だちできるのかな?”と心配になるかもしれません。
でも大丈夫!人と一緒に遊ぶのが嫌いなのではなく、人は大好きで仲良くなりたいと思っています。
一人でじっと周りを見ているときは観察しているとき。“この子はどんな子だろう?”と観察し、一緒に遊べるタイミングを計っていたりするのです。
そんなときに無理やり「あっちで一緒に遊んだら?」と促されても打ち解けることはできません。子どもが歩み寄るまで待ってあげましょう。
シャイな子の距離の詰め方は独特。同じ遊びをするだけでも大成功
先日娘が川で遊んでいると、同世代の女の子がママと遊びに来ました。活発そうな子で、川に来るなりはしゃぎ始め全身ビチョビチョ。浅瀬で腹ばいになったり飛び跳ねたりと元気いっぱい!
その様子を近くで見ていた娘。その子が娘に近づき「一緒に遊ぼ!」「お水冷たいね」と話しかけてくれました。
すると急に目をそらし無言でうつむく娘。返事はしませんがしばらくその子を観察し、その後浅瀬で一緒に腹ばいになっていました。
30分ほど遊び、帰るころには「ちょっとお友だちになれた」と言ってきた娘。終始無言でしたが、近くで同じ遊びをするだけでお友だちなんですね。
返事は強要しないで!いずれできるようになる
人見知りの子は話しかけられても返事をしないことがほとんど。なかなか自分の意見を伝えられずにいます。
しかし心の中ではしっかりとした意見を持っているものです。ママが相手の子に気づかい、わが子に「返事くらいしなさい!」と強要したり「声が小さい!」と言ったりすると萎縮してさらに返事ができなくなってしまいます。
そんなときは「どうしたい?」と質問し、返事ができるよう促してあげるといいですね。自分の意見が伝えられないと将来子どもが困るから、今からできるように!と思って返事を強要することもあるかもしれません。でも心配しなくても、いずれできるようになります。
返事を強要するのではなく、できるよう促してあげると自己主張もできるようになっていきます。