心を育てる遊びはお母さんとの関わり。おもちゃに拘らなくて大丈夫!
初めての子どもにどんなおもちゃを与えたら良いのかしら?と迷うお母さんは少なくないようです。特に知育や木育という名のつくものに飛びつきやすくつい買ってしまうと伺ったことがあります。
実は、おもちゃの種類や用途を選ばなくても心が育つ優秀な遊びがあるのです。
それは、“いないいないばぁ”や“げんこつやまのたぬきさん”等の手遊びです。手や目を動かしながら、優しい歌声も聴いています。お母さんの笑顔も安心感となり、気持ちが穏やかなお子さんに育つでしょう。
子どもが見つけた楽しいことが集中力のカギとなる
子どもには固定観念がないのでゼロの発想で遊びを楽しみます。楽しいことが大好きなので、興味をもって遊べると真剣に取り組むことでしょう。
特におもちゃが必要だとは限りません。お母さんと歌ったり話したりするだけでも、子どもの心が安定して体の発達にとても重要な要素だったりするのです。
キッズコーチングでは、楽しいと感じて夢中で繰り返せる遊びが見つかると集中力が育つと言われています。自分の頭の中でしっかり考えられるお子さんになるでしょう。
既製品のおもちゃを使わなくても、身近な物で工夫する方が心が育つので、何に興味を示しているのかな?と観察してあげるのが鍵となります。
想像力をフル回転させて遊びアイテムに変換できる!
1歳・2歳のクラスのお子さんたちとお散歩へ出かけた時のことです。
子どもたちが石を高く積み上げて積み木に見立てたり、横に並べて電車にしたり繰り返し集中して遊んでいました。拾い集めた石や枝は“持ち帰りたい!”と主張しています。
持ち帰って、自分の靴箱の中に入れると「捨てないでほしい・ママにみせたい」と言っていました。とっておいてまた工夫して遊びたいのでしょう。何かに使おう!と想像力を働かせて磨いている証拠ですね。
大人にとって不要な物を遊びのアイテムに変換できるアイディア力は、未来を頼もしく成長していきそうでワクワクします。
単純な遊びこそ発見や驚きがいっぱい!集中力を伸ばすチャンス!
おもちゃを使って遊ぶことは好奇心が刺激されます。
しかし既製品の与え過ぎは遊び方が限定されるので、飛びついたと思ったらすぐに飽きてしまってポイっとするがあります。
飽きっぽく集中力や想像力が育たない傾向がみられることも少なくありません。
興味を持ったことで楽しめると、どんどん行動できます。行動しながらできること増えると、次は知識として“わかった”と考えるようになるのです。
繰り返し遊べる環境こそ、集中力を伸ばすチャンスです。頭のいい子やスポーツのできる子に共通する学びのパターンとも言われています。
くり返しが楽しく単純なおもちゃの代表として、積み木やパズル等も良いでしょう。最初はお母さんと一緒に作ったり崩したりしながら、繰り返し遊んでみて下さい。学びのパターンを、穏やかに身につけていくことでしょう。