楽しいアプローチで子どもの行動にスイッチを入れてみよう
部屋中に散らかるおもちゃを見て「片付けなさい!捨てちゃうわよ!」と声をかけたことはありませんか?
私はイライラしながら、つい何度も声をかけたことがありました。
しかし、歌ってスキップしながら一緒に片付けを手伝った結果、子どもが一緒に歌いながら動きだした!という経験もあります。
声を荒らげるより大人が楽しんで片付けた方が、子どもの行動力にスイッチが入りやすいようです。最後までやり抜ける鍵となります。
好奇心旺盛な子ほど散らかし上手!
レゴブロックやおままごとのパーツ等の細かいおもちゃが散らかりやすいようです。専用のケースを用意したり、元に戻す場所を決めたりしても、それでも毎日散らかりませんか?
実は子どもは記憶力が未発達のために、新しい刺激に興味がどんどん移っていくのです。特に好奇心いっぱいのお子さんは、あらゆることが刺激になって、あちこちに興味が移っていきます。
すると今までやっていたことや、やるはずだったことを忘れてしまうのです。
次のおもちゃを取り出す前に”出しっ放ぱなしだよ”と伝えて、遊んでいたことを思い出させてあげると散乱が防げるでしょう。
お片付けに変化をつけて最後までやらせてみよう!
私の園では、おもちゃも収納の箱もたくさん散らかっていることが多いです。
ある日、空っぽの箱がたくさん出しっ放しになっていたので「ポッポー貨物列車です!ブロックを積んでくださ~い」と、手で押しながら床を滑らせて歩いてみました。
すると、どうでしょう!子どもたちは私を追いかけながら、お部屋の隅々までおもちゃを拾い集めてくれました。お片付けを電車あそびに変化させたことで最後まで楽しんでできたのです。
小言を言いながら中途半端に手を出すより、思い切って片づけにひと工夫を凝らして楽しくできる方法を編み出してみましょう。
日々の習慣を楽しむと責任感も育つ
お母さんが工夫をこらして楽しい刺激にできたら、きちんと最後まで子どもにさせることが鍵となります。
遊び感覚でできるし、子どもも楽しい動きだと率先してやってくれるかもしれません。楽しい片付け方法がたくさんあるほど「片付けなさい」と声を荒げる回数も減ってくるでしょう。
また物事には最後まで取り組む姿勢を日頃から教える事も大事です。子どもが上手くできないときは手伝ってあげて大丈夫です。手伝いながら、自分で使ったものは自分で片付けるという責任を、日々の習慣から学ばせてあげましょう。