がんばり屋さんの習い事への入会は丁寧な説明から始めよう

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がんばり屋さんの初チャレンジにお母さんができることは“丁寧な説明”

園や習い事で、何でも比較的よくできて周りの大人から「すごいね」とよく言われる子がいます。このように「すごいね」と言われる子はとてもがんばり屋さんであることが多いでしょう。

お母さんを始め、周りの大人には何でも器用にこなすように見えるかもしれませんが、本人は「すごい」と言われる自分であるために相当の努力をしています。

そんながんばり屋さんが不安を持つとき、それは初めてのことにチャレンジするときなどです。こんなとき、お母さんはぜひ丁寧な説明をしてください。では、なぜ説明が必要なのでしょう。

事前の説明は完璧でありたい子どもの不安を取り除く大切なプロセス

がんばり屋さんは、先生の前でとてもがんばります。クラスで一番になりたいし、先生に「すごいね」と言われたいと思っています。そして「すごいね」と褒められるととても喜びを感じます。

そのため、自分ができそうなこと、できることには積極的ですが、その反面できないことやできなさそうと思うことに対して苦手意識があります。

普段は何でもがんばっているのに消極的になってることがあったら、子ども自身が不安を抱えていることが考えられます。不安を取り除くためにも、これから子どもが取り組む事例に対して丁寧な説明をしてみましょう。

先が見えないことが不安の原因の一つですので、取り除くことで子どもは安心します。

どこに行くのかどんな先生か伝えて心の準備をしてからいざ出陣!

ある日、娘がピアノを習いたいと言いました。そこで、お友達から家の近くの先生を紹介していただき無事に通うことになりました。

ところが娘は楽しみな様子は一つもなく行きたくないと言ったのです。そこで話をよく聞いてみるとできなかったらどうしようと緊張しているようでした。

私はレッスンの場所、先生の名前、誰から紹介してもらったか、通う曜日と時間などを丁寧に説明し、一度、体験レッスンを設定してもらいました。

娘に「今日は先生に会いに行ってピアノを触らせてもらうだけだよ」と説明をして行くと、先生が優しかったことで安心した娘は「ここに通いたい」と入会を決めました。

完璧を目指す反面、できない不安を感じることも。見逃さないでフォローしよう

がんばり屋さんは、最初から完璧を目指そうとします。

“ちゃんと弾かなければ”“先生の言うとおりにしなければ”とがんばらなければと思うのです。それ故に、がんばり屋さんはできるかどうか先の見えないことに不安を感じやすくなります

もしあなたの子どもが完璧を目指すがんばり屋さんならば、不安と戦っている可能性も。

がんばり屋さんの子どもはある程度何でもできますので“やればできるし大丈夫だろう”と、つい不安を見落としがちになります。事前説明をして安心して取り組めるようサポートしましょう。そして「がんばったね」とたくさん褒めましょう。

この経験を繰り返すことで、成長するにつれて新しいことへの不安を自分で乗り越えていけるようになりますよ!

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この記事を書いた人

波多野 裕美のアバター 波多野 裕美 ままとこネットライター/キッズコーチング®トレーナー

子どものミライを育てよう  ミライノキ代表
九州初キッズコーチング協会認定トレーナー。気負わず学べる講座。PTA、公民館連合会、教職員向けの講演会や勉強会も好評。個人相談や幼児教室など関わった人数は現在約600人超。9歳4歳の5歳差育児中。

皆の笑顔が大好物。基本的に人が喜ぶ顔を見るのが好き。キャンプでは焚き火をぼーっと見るのが幸せ。

ママガールwebにてコラム執筆中/stand fmにて音声配信中

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