我が家の娘は、今すぐにこれが食べたい!これがしたい!今今今!と自分の要求をぶつけてきていました。そんな娘が、少しずつ我慢できるようになってきた方法をお伝えします。
今すぐ!の要求は一旦受けとめよう
「アイスクリーム食べたい!」「えっ、アイスクリーム?だめだよ」「今食べたい!」「今は食べられないやん。もうすぐお昼ご飯の時間やし。また今度ね」「え~!いやだ!今!」
これは私と我が家の双子のあるある会話でした。特に娘はあきらめないので、以前は要求に屈してしまうこともしばしば。
特に外出先では、子どもが「今したい!」などとごねはじめたら親もこれ以上ぐずられたら大変なので、つい許可してしまうことはありませんか?我慢させようと思ったのに!昔の私がまさにそうでした。
でもちょっとしたコツを知ってから、随分と楽になったのです。今日はそのことについてお話したいと思います。
そのコツとは…子どもの欲求は一旦「いいよ」と受け入れる、というもの。
子どもの要求を受けとめた後はこちらの要求も伝えよう
子どもの要求に「いいよ」と言ってしまったら、子どものいいなりじゃないの?
そう聞かれることもしばしばです。でもちょっと待って。
「いいよ」の後には続きがあります。我慢する心を育んでいってほしいので、今すぐ与えるのではなく
「いいよ。お昼ご飯が終わってからね」
「いいよ。家に帰ったらね」
とこちらの要求も伝えるのです。
そして、言ったことは必ず守りましょう。その場しのぎで「後からね」と曖昧にするのではなく、具体的にいつそれをしてよいか提示すると子どもに伝わりやすいです。大人が言ったことを守ることで「お母さん、ちゃんと聞いてくれるんだ」と納得してくれるようになっていきます。
短い時間から待つことを経験させよう
結局与えてしまうなら、子どものいいなりじゃないの?
子どもの要求を受けれたら、我慢させたかったのに子どもの言うことを聞いてしまっていると感じるかもしれません。
しかし、最初から「ダメ」と否定すると子どもはさらに反発します。一旦受け入れることで子どもの気持ちは落ちつき、待てば要求が満たされる経験を繰り返し、我慢することが身についていくのです。
最初のうちは、今すぐしたい子どもが急に長い時間待つことは難しいものです。短い時間から始めてみましょう。それこそ、5分でも構いません。
「この長い針が1のところにきたらね」
と分かりやすく伝えましょう。そして、段々増やしていきましょう。積み重ねていくことで、段々待てる時間が長くなっていきます。
- 子どもの要求は一旦「いいよ」と受けいれる
- こちらの要求を伝え、待つ時間を与える
- 言った約束は必ず守る
- 短い時間からはじめ、待つ時間をだんだん増やしていく
全然待てなかった当時4歳の我が家の双子は、10秒から待つことを始めました。そうすると、自分達で1から10まで数えて「待ったよ!おやつ食べよう!」と言いだしてびっくり。5歳の今では、すぐに思いどおりにならなくても待てるようになってきました。