公園遊びは自然を味わえる素晴らしい場所ですね。特に遊具のない公園の方が、心の成長につながることをご存知ですか?私が実際に体験した遊び方のコツをご紹介致します。
意外?遊具がないからこそ育つ集中力!
毎日公園でたくさん遊ばせてあげるというお母さんは多いことでしょう。時には子どものお気に入りの遊具が人気で順番が回ってきそうにない、なんてこともありますね。
残念に思うこともあるでしょうが、帰らないで、ちょっと待ってください。
実はそんなときにこそ、子どもの集中力を伸ばすチャンスなのです。
たとえ毎日のように訪れる公園であっても、風や植物や生き物など、自然はいつもと同じ状況ではありません。遊具を使わなくても環境自体を味わうことで、自ら集中できるのです。お母さんが危険がないように見守ってあげるのがコツとなります。
伸びる力は大人の関わり次第!
せっかく公園に来たのに、子どもがじっとしていると楽しくないのかな?と感じることはありませんか?私は“何かできるようになってほしい”と思って、違う遊びへ誘った経験があります。
しかし結果的に好きなことだけを思い切りやらせてみた方が、子どもが自ら「見てー!」と発見できる力が育つことに気がつきました。
何かを鍛えようとしたりしなくて大丈夫です。夢中でやり遂げことを聴いてあげるだけで、コミュニケーション能力も育ち結果的に心の成長につながるでしょう。
枝1本から主体性や助け合う心が芽生えた
3歳児クラスの散歩先に、遊具のない公園を選んだことがあります。
公園には本当にに何もありませんが、季節柄、小枝がたくさん落ちていました。
子どもたちはどうするかなと様子を観察していましたが、こちらは何も言わないのに、さっそく地面にお絵描きをしている子、水たまりで釣り竿に見立てて遊んでいる子、葉っぱを刺して焼き鳥を焼いている子など、それぞれ楽しんでいました。
時間が経過すると少しずつ大きな枝に興味を持ち始め、最後はみんなで協力して家づくりまで発展しました。試行錯誤の中助け合う力も芽生え始めたのです。遊具のある公園では遊び方が決まっているので、ここまで子どもたちが自ら遊びを考だすことは、できなかったでしょう。
自由にさせると自分の道を切り開ける子に育つ!
自然は子どもが遊びやすいようにできていないので、自分で工夫をするようになります。頭を使って試行錯誤し、トライ&エラーを重ねます。
トライ&エラーを繰り返すと自分の道を切り開ける子になっていきます。上手くできなかった失敗と“できた!”という成功体験の積み重ねで自発的に行動できる子に成長していくでしょう。お母さんが、口出し手出しをしないことも重要なポイントとなります。
ぜひお休みの日に、遊具のない公園に出かけてみて下さいね。