片付けを率先してやる子を見て、とてもうらやましく思ったことがあります。
実は片付けができると子どもの心の成長にもとてもいいんです!
我が家で取り入れている方法をご紹介します。
自分で使ったものは自分で片付ける。その習慣が責任感を育む
子どもに片付けをしてほしいと願うお母さんは多いでしょう。片付けができるのはしつけとしても大切なうえに、子どもの心の成長にも大切なんです。
子どもが3歳になると自分の力で様々なことに挑戦していきます。お母さんの料理を手伝いたい、段ボールを使って工作をしてみたい、自分で牛乳をコップに注いでみたいなど。
大人から見るとまだちょっと難しいのでは?と思えることにも挑戦してみたくなるのが3歳の頃の姿。そして挑戦してみるとやっぱり失敗することも多いものです。
失敗しても自分で後始末をできるようになればOK!
片付けも後始末の一つ。少しずつできるようにサポートしていきしょう。
片付怪我できるようになる3ステップ。最初はやってみせる、から
片付けを覚えさせるためには大切な順序があります。これをやらずに「片付けなさい!」ではなかなか片付けを覚えることができません。以下にまとめた順番でぜひトライしてみてください。
- まずは大人が実際に片付けをやってみせる
- 次に子どもを一緒に片付ける
- できるようになったら一人で片付ける様子を見守る
このステップを踏めばOK 。繰り返しやって慣れてくると、子どもが自ら片付ける習慣が身につくでしょう。
最初のうちは大人が手伝って、子どもが「自分でできる」という自信を持つことが大切です。
3歳の頃の1年間は子どもが自分でやってみたいと思う時期。自分でできることが増えて、チャレンジしたい気持ちをどんどん伸ばすことができます。
自分でできることが増えると子どもの自信になる
うちの娘は公園に行くとよく砂場遊びをしています。おままごとが大好きな6歳です。
実は娘が3歳頃までは砂場遊びを終えたら片付けをせずに、他の遊具に一目散にかけて行っていました。それでは困るので私は娘と以下の約束をしました。
- 使ったおもちゃを片付けてから次の遊びへ行くこと
- おもちゃが散らかったままだと他の子が困るからいけないこと
- おもちゃを片付けて他に人がいなければ砂場のシートをかけること
- なにか困ったり分からなかったりしたら、言葉で伝えること
近所の砂場には動物の侵入防止のシートがあります。それまでは私がそのシートを掛けるのが当たり前になっていましたが、娘にもやり方を教えました。
娘は困ったらやり方を聞いてよいということにホッとしたようです。自信がないことはなんでも「どうやるの?」「手伝って」と言葉で伝えるようになりました。
慣れるまで何度もやり方を尋ねる娘が怠けているように見えたこともありました。しかし慣れてくると自分だけで片付けるようになりました。辛抱強く付き合って良かったです。
娘は自分で片付けられるようになってからは得意気に「片付けできたよ」と教えてくれます。自信がついて笑顔がキラキラ輝いています。
後片付けをできるようになると、また次に新しい挑戦ができるようになった
娘は砂場の片付けを通して、分からないことは「どうやるの?」「手伝って」と助けを求めていいんだと学びました。
それまで臆病なところがあり、初めてのことはなかなかチャレンジできない子でした。
しかし“やってみて分からなかったら助けを求める”という考えになってからは、初めてのことでもチャレンジできるようになりました。そして自分で最後までやり抜けると大喜び。責任感が育っています。
自分のやったことに責任を取れるようになってほしいと願っていたのは私だったので、娘にとってもうれしいことだったのは意外でした。
子どもも自分でできることが増えるとうれしいのです。最初のうちは教えるのに時間がかかりますが、子どもが覚えると大人が手を煩わせなくても良くなるので子育てが楽になります。さらに子どもは自信がついて一石二鳥。子どもを褒められる機会が増えると親としても嬉しい時間です。