子どもの食事に偏りがあると、親としては栄養面などが心配になりますね。また、周囲の人からのアドバイスを受け不安になるママも…
私もそんなママの一人。息子の好き嫌いには、本当に頭を悩ませました。
今日は子どもの食の好みと私がどう付き合ってきたかをレポートしたいと思います。
子どもの味の感じ方に理解を示すと、食事に興味を持てるようになる
息子は味や舌触りの違いにすぐに気がつく子でした。
前日の残り物のお味噌汁や作り置きのおかずが食べられなかったり、カレーのにんじんは食べられるけど、にんじんサラダは嫌!食パンは焼かないと食べられない!など、同じ食材でも調理法によっては食べられなかったりしました。
残り物のお味噌汁は、お味噌汁の味じゃない!
最初私は「うちの子どうしてこんなに好き嫌いが激しんだろうと思っていました。
でも実はそうではなかったのです。感覚が人一倍敏感なため、他の人が気にならないようなちょっとした刺激が、息子には大変大きな刺激になっていたのです。
好き嫌いが出やすいタイプがある。好き嫌いが激しい子の感覚は鋭い!
子どものタイプによっては単に好き嫌いが激しいのではなく、感覚が鋭くて特定の食べ物が受け付けられないことがあります。
このタイプの子どもは繊細で“感覚優位”。普通の人には分からないような微妙な味の違いを感覚的に見分けます。優れた観察力を持っているため、幼い頃はレトルトの離乳食を受け付けないことも!
ただ、人の気持ちをとても敏感に感じ取る能力も持ち合わせているため、ご飯を作ってくれた人の気持ちを察することができます。
成長と共に相手の気持ちを慮り、苦手なものでも一口は食べるなどの行動がとれるようになりますよ。
楽しい食卓の雰囲気は、苦手な食べ物にチャレンジするエネルギーになる
繊細な息子をよく観察してみると、苦手な食べ物にチャレンジしているシチュエーションを発見しました。それは、天気のいい日に外でご飯食べることや気の合う人と楽しく会話しながらの食事。
味は舌から受容しますが、おいしさは味だけでなく環境や雰囲気そのときの感情など、五感が刺激されて感じるものと言われています。
食卓の楽しい雰囲気が、息子の気持ちを安心させ、前向きな気持ちにさせるのだと感じました。それが、苦手な食べ物にも興味をもたせるエネルギーにもなっていったのです。
大人がおいしく楽しく食べることが、好き嫌いが多い子の興味を引く
嫌いな食べ物を食べなくても、他の食べ物で栄養を補給することは可能です。だから、好きなものだけでお腹を満たしたとしても、子どもは十分育つことでしょう。
大人ができるだけいろいろな食材にチャレンジし、おいしそうに食べているところを見せると、子どもも新しい食べ物に興味を覚えます。
ぜひ「こんなおいいしいものママが全部食べちゃっていいの?!」くらいのテンションで、幸せそうに頬張っている姿を見せてあげてください。きっと、ママやパパのその笑顔が、子どもの食欲を促進するスパイスになってくれるはずです!
せっかくの食欲の秋。
たくさん美味しいもの食べましょうね♪