忙しい日々が続くと、一日に何度も子どもを叱ってしまうことってありますね。私ももちろんあります。
でも本当にいけないことをしたのか、考えてみてもいいかなと思う出来事がありました。親からするといけないことでも、子どもは悪意なくやっていることがあります。
そんな場合は叱るよりもいい方法があるんです。
子どもは親が思うようには動いてくれないと心得る
子どもと過ごしていると一日に何度も叱ってしまうことがあります。
次から次へとおもちゃを出して片付けない!支度が進まない!お友達とおもちゃの取り合いをする!
親が望んでいる行動をしない場合はついつい叱ってしまうもの。急いでいる朝や周りの人に迷惑をかけてしまったときなどは、どうしても口を出さずにはいられません。
でもちょっと待って!子どもは本当にいけない事をしているの?
そんなふうに思ったら、子どもを叱る前にやってほしいことがあるんです。
ちょっと待って。それって本当に叱ること?
先日公園へ行ったときのこと。
私がベンチに座っていると5歳くらいの男の子2人が地面を走っている虫を追いかけていました。逃げ回る小さな虫を1人の子は手で捕まえようとしゃがみ込んでいました。もう一人の子は足で踏みつぶそうとしていました。
この続きはどうなるか予想できましたか?
そう!虫を踏みつぶそうとしていると、お友達の手を踏んでしまったのです!
「いたっ!」と子どもが言った瞬間、踏んでしまった子のママがこっちをパッと見たと同時に「何してるの!」と子どもを叱っていました。叱られた子はしょんぼり・・・
もちろんお友達の手を踏んでしまった、という事実は受け止めなければなりません。でも故意ではないにも関わらずそのことだけ責められると、子どもの心は固く閉ざしてしまうのです。
こんな場面では叱る前にママが子どもの気持ちに共感してあげることが大切です。
叱る前にまず共感!次に質問!
この場合はどちらか片方が悪いわけではありません。たまたま起こってしまったハプニングのようなもの。わざと手を踏んだのでなはく、1匹の虫を手と足で追いかけていて起こったことです。
まずは「虫を捕まえたかったのね」と子どもの気持ちを代弁してあげましょう。その次に「でも手を踏んでしまったね。どうしたらいいと思う?」のように質問してみましょう。子ども自ら「ゴメンね」と言えるかもしれません。
「またそんなことして!」「いっつもそうなんだから!」こんなふうに叱ってしまうと、子どもは自分がダメな子なのだと思ってしまいます。そんなふうに評価をされ続けると自己肯定感が低くなってしまいます。
叱る前にまず共感!次に質問!そうすることで子どもが自ら考え行動できるように導くことができます。
親子の信頼関係UP!共感することは相手を理解することです
頭ごなしに叱られると子どもは「ママはいつも僕のことを分かってくれない」と心を閉ざしてしまいます。ですが子どもの気持ちを理解していると示すことで親子の信頼関係が築かれていきます。
子どもは『今』を一生懸命生きているため、なかなか未来の予測はできないもの。ママからすれば望ましくない行動の連続でイライラしてしまうこともありますが、まずは子どもの気持ちに共感してみましょう。
そうすると叱る回数も減り、子どもとの絆も強くなっていくでしょう。