日本人は完璧主義なんてよく言われますが、これは環境だけではなく元々の性格にも左右されます。私自身子どものころは完璧主義で色々と苦労したのを覚えています。
そんな完璧主義な子が少しずつ自分を許せるようになるためにお母さんができることをお伝えします。
失敗するくらいならやりたくない!?子どもにだってプライドがあります
大人になってから新しいことに挑戦するのって勇気がいりますね。子どもの頃ならもっと失敗を恐れずできたのに…、と言いかけて気がつきました。
わたしは子どもの頃から完璧主義なところがあり、失敗するのが嫌いでした。だから新しいことに挑戦するのも苦手でした。
そんなわたしのようなプライドが高い子どもでも安心して新しいことに挑戦できる方法があります。それは階段を登るように小さな目標を一つ一つクリアしていく方法です。
一振りで上がれるすごろくはない。一コマずつ進むイメージを持とう
完璧主義の子は常に向上心があって、本人が設定している目標は大人が思うよりずっと高いこともあります。そんなときは最終ゴールまでの過程を細かく分割して、一歩ずつゴールに近づくように声をかけましょう。
一つできたら「できたね」としっかり達成感を味わい、さっきまでのできなかった自分から‘進んだ一歩”に意識を向けます。これは“スモールステップ法“という考え方です。小さな「できた」の積み重ねこそが自信につながります。
まだできてないことよりも、できた部分に目を向けるとやる気につながる
先日6歳の娘と縄跳びの練習をしました。意気揚々と始めた娘ですが、縄を回すのと同時にジャンプして失敗。3回飛んで「もうやらへん!」と。間違いなくわたしの娘です。
そこで「縄なしで連続ジャンプしてみたら?」「ジャンプに合わせて手を振って」「縄を持ったらどう構える?」と細かく動きを確認し、一つできるたびに「できたやん!」とハイタッチ。
できなかったことができるようになったという経験を重ねることで、その日のうちに12回まで飛べるようになりました。
「できた!」をたくさん集めると自己肯定感も高められる
新しいことに挑戦するのが苦手な子には “スモールステップ法”を使ってハードルを下げてあげましょう。
何か一つでも挑戦できた経験があれば「縄跳びができるようになったから、自転車も乗れるようになるかも」と次への挑戦につながります。
せっかくなので、今から「ご飯を炊く」についてスモールステップで考える練習をしてみましょう。「ご飯を炊く」には、まず何をしますか?その次は?どんなステップがあるか、できるだけ細かく書き出してみましょう。
子どもに話す練習になるだけでなく「わたしめっちゃ色々やってるやん」と思えて、お母さんの自己肯定感もアップすること請け合いです。