子どもがのんびり過ぎて、どうしても朝出かける前にバタバタしてしまうというママは必見♪
朝を親子のハッピー時間に変えるヒントをお伝えします。
毎朝の支度が間に合わない!のんびりマイペースな子が自ら動くしかけ
ピリピリ、イライラすることも少なく、いつもニコニコ楽しそうなおっとりのんびりタイプ。どんな場所でも幸せでいられる穏やかさを持ち、人から愛されてますます自分を楽しくできる天才です。ママが目を細めてそんなわが子を見る瞬間も日常にあふれていることでしょう。
ところが一転、時間が迫っている朝の支度中にもマイペースにのんびりしていると思わず歯がゆくなってしまう。
「早く早く!何やってるの!」とせきたててしまうというママも多いのではないでしょうか。
意外なようですが、そんな時にはママの支度も子どもに託してみて下さい。しなければいけないことが倍になると、俄然この子のハートに火が付きますよ。
のんびり屋さんのハートに火をつけるのは周りからの「ありがとう」
実はこんなタイプは「早く!」とせきたてられてもピンと来ません。スピードが速いこと、手際がいいことに価値観を置いていないケースが多いからなのです。
それよりも周りのみんなをハッピーにすることがこの子のモチベーション。
この上なく素晴らしいこの子らしさを朝の支度時間にも活かしましょう。つまり、ママの支度も子どもに任せて、かいがいしく手伝ってくれた時にすかさず「ありがとう!助かるわ!○○ちゃんのお陰でママ嬉しい!」と伝えるのです。
大好きなママのハッピーな笑顔が、このタイプにとって“今は何をするべき時?次は何をするべき?出かけるまで時間はあとどのくらい?”といった計画性をぐんと高めるきっかけになります。
「お母さんの支度も手伝って!」の声かけが自ら動く習慣を育む
周りを楽しくさせるムードメーカーの4歳Aちゃん。私は0から6歳対象のリトミック教室を主宰しているのですが、Aちゃんがいてくれるだけでレッスンが活気づき、盛り上がり、クラス全体が仲良くなれるという頼りになる素敵な存在です。
一方、幼稚園のバスの時間も迫る中、楽しくお友達にお手紙を書いてみたり遊びながらゆっくり服を選んでみたりといったことが朝から多いため、親の方が焦ってしまうんですというママのお悩み。
そこで私からは妹さんのお世話やママの準備も彼女にちょっと頼んでみることを提案しました。
するとその日から
「ママ、まだ手伝うことない?」
「ママ、私と一緒にKちゃん(妹)の服も着替えさせておいたよ!」
「そろそろ戸締まり確認しておこうか?」
など、張りきって朝の支度を進めることができるようになったとのこと。私もそんな生き生き楽しそうなAちゃんの胸の中を想像して心がほっと温かくなりました。
「ありがとう」のマジック。感謝される経験は心を育てる
自分の周りがみんなで和やかに楽しくいられることに幸せを感じる天使のようなこのタイプ。
てきぱき行動してほしいと思った時はぜひママの方から「手伝って~」と甘えてみるのが効果的です。
仕事量は増えても、その分ママからもらう「ありがとう」の言葉が増えることで、きっとやる気満々で支度を進めてくれますよ。親子ともにハッピーになった後は、満面の笑顔で幼稚園にお見送りしてあげてくださいね。