幼稚園で叱られたわが子に、おうちでどう接するか?
正解がなく迷ってしまうのが母親の心理ですよね。
今回はそんな話題です!
反省は1度で深く。回数は必要ない!
子どもに何かを注意するときの最大のポイントは、子どもが自分を省みて、その場で深く反省できるフィードバックを都度大人が与えること。
何度もあとから過去の同じ話を蒸し返してお小言を言うのは効果がなく、むしろ一旦反省した子ども自身をしょんぼりさせるだけの結果に終わってしまうことが少なくありません。
つまり、反省は深く、一回で充分!例えばわが子が幼稚園で先生から叱られたという場合も、重ねて同じことでおうちで本人をきつく注意する必要はありません。本人に反省の様子が見られたなら、おうちではスイッチを切りかえ、ママはいつもと同じ態度でわが子に接してあげることが重要です。
どんな気持ち?外で叱られたわが子には、その胸の内を聴いてあげて
例えば、幼稚園で本人が注意を受けた時に先生が納得いくように言い諭してくれたのなら、先生から事の顛末を聞いた後にママが子どもにしてあげるべきことは、「今どんな気持ち?」と目を見て胸の内を聞いてあげることだけ。
ママ自身が見ていないところで起きたことで、先生と同じように重ねて注意されては子どもも立つ瀬がありません。先生に叱られた時点で子どもは自分の行動の是非を充分分かっているはずです。反省している子どもの気持ちを真摯に聞いてあげることがおうちでのママの役割です。
おうちではそのあと普段と変わらず、本人がリラックスして過ごす時間を作ってあげましょう。それが反省した後の子どもが一番必要としているものだからです。
先生からの申し送り。家での対応は?我が家の場合
我が家でも3人育てていると何も問題なく毎日が過ぎるわけではありません。悪意はないものの、本人が少しふざけてやってしまった行動で先生に注意を受け、加えて自宅に引き継ぎの電話連絡が来ることもあります。
つい先日もそんなことがありました。先生からの電話だということを瞬時に察して横で息をひそめて様子を伺っている息子。電話を切ったあと、私は「あなたから聞いた通りだったわ。思ったこと、全部話してくれてありがとね!」と何事もなかったように家事を再開しました。事前に事の顛末を聞き、本人が反省していることも重々分かっていたからです。
安心したような、そしてさらに深く反省したようなふたつの感情が入り混じった表情を浮かべながら、息子は私にハグしてきてくれました。同じことはきっともう繰り返さないだろうとそのとき私が確信したのは言うまでもありません。
いいときも悪いときも、あなたの価値は変わらないと伝えることが大切
外でどんなことがあっても家族は自分の味方。そう思える環境を整えることが親として最大の役目です。どんなときも自分は愛されていることを感じていれば、子どもは包み隠さず全てを話してくれるもの。そしてその経験がまた更に、親子の絆に繋がり、子どもの自己肯定感もぐんと高まります。
外でそのとき「ごめんなさい」と反省したならば、その一回で充分!おうちではぜひ、どんなときも変わらない日常を確保して、最強の子どもの応援団でいてあげてくださいね。