理想が高い一点集中型は「それいいね!」でこだわりを認める

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実高すぎる目標設定には、まず「それいいね!」と応援する

理想が人一倍高く向上心も旺盛。それが長所とは分かっているけれど、あまりにも大きな目標を掲げているのを見るとママは思わず予防線を張ってあげたくなるもの。

「それはもっとお兄さんになってからでいいんじゃない?」
「まだ早いんじゃない?」
「最初からそんな完璧にできる人はいないよ」

と、わが子に声をかけてしまうこともあるのではないでしょうか。

高い目標に至るまでの過程で、案の定壁にぶち当たってもがいているわが子をフォローするつもりのその一言。

今回は、子どもを未然に守るのではなく、「それいいね!」の一言で無条件に応援してあげることが最も重要というテーマです。

言い出したら聞かない一点集中型は失敗&検証でぐんぐん伸びる

明らかに達成できそうにない目標なのに、それを全面的に肯定するなんて親として無責任のような気もしますね。

ですが、高いハードルだからこそより一層心が燃える初志貫徹派タイプの子は、人一倍粘り強く、ひとつのことを継続する意志力がピカイチの気質です。

常に自己を振り返り、改善点を探り、高みにのぼっていくエネルギーが群を抜いているのが特徴です。こだわりが強く、自分でこれだと思ったことに打ち込む一点集中型

このタイプの子どもの頭の中には完璧なイメージができあがっているのです。自己イメージに近づく努力を惜しまず、コツコツ物事を確実に積み上げていく頑張り屋さん。

「そんなこと最初からできないよ」

という大人の助言には納得がいきません。仮に途中でつまづいたとしても、また反省と検証を繰り返し、軌道修正しながらそのイメージに突きすすんでいくのです。

3歳にも意地がある。認めることで大きな目標を達成できる

実は我が家にもそんなコツコツタイプがいるんです。こだわりが強く、気難しい一面もありますがやると決めたら必ずやり抜く次男。彼がその自己イメージ像を現実にしたエピソードがあります。

ある日の年末の朝。当時3歳だった次男が、子供部屋に眠っていたレゴに目をつけ

「これを今日と明日で完成させる!」

と自己宣言しました。

箱を見ると対象年齢は小学生レベル。設計図もかなり複雑で、大人の私から見ても容易にこなせるようなシンプルな過程には見えません。とても2日間で完成させられるとは思えないその壮大な宇宙船のレゴは、かつて長男が挫折し、組み立てられないまま放置されていた代物です。

思わず私の口から出てきた言葉は

「いやー、まだ無理だよ!」
「もっと簡単なのにしたら?」
「こっちにしたら?」

というもの。

あすみ/ライター

途中で投げ出して、私に全てを委ねられたらたまったもんじゃない!という私の焦り、牽制もありました…
より機嫌よく、トラブルも発生しなさそうに思える2歳児対象の設計図を差し出したわけです。

ですが私を振り返ったその顔は眉根をひそめ、自尊心を傷つけられ反抗心がむき出しになっている怒りの表情。

するとそばから夫が現れ

「いいねそれ!いいこと思いついたね!挑戦しようと思う気持ちがかっこいい!」

と彼を大絶賛。機嫌を取りなおした息子は脇目も振らずにレゴを組み立て始めました。

舐めるように設計図とにらめっこし、間違えたときにはその段階まで戻ってもう一度分解してやり直し、私からすると気の遠くなるような細かい作業の繰り返しです。

時々癇癪を起こしそうになるものの、どうしても分からないときはパパに助言を求めたり、パーツの整理を兄にも手伝ってもらいながら、寝食を忘れる勢いで没頭しました。

自分で決めたことに対する意志力たるや、並大抵のものではありません。私なら投げ出してしまうような細かい作業をやり抜き、本当に宣言通り、彼は2日でそれを完成させました。

大きな宇宙船のレゴを持ち上げて大満足の笑顔の写真を撮った翌日、彼はパパと兄と連れ立って、大好きなスターウォーズの映画を見にいきました。

転ばぬ先の杖を渡さず、とにかくやらせてチャレンジ精神をを育てる

壁にぶつかってくじけそうになる前に、どうしてもママは本能的に転ばぬ先の杖を差し出してしまいがちです。誰だって、泣いているわが子の顔を見たくないですものね。

ですがコツコツ努力を惜しまないタイプの子は、自分が決めたことには、大人も舌を巻くほどのレジリエンス(くじけない力、立ち上がる力、回復力)を発動します。

高い目標を掲げるのもこんなタイプの特徴。大人から見て無理に見える難題に立ち向かおうとしているときも、わが子を信じて「それ、いいね!」と一言で手放しのエールを送ってあげて下さいね。きっとますますチャレンジ精神旺盛な子に育ちますよ。

あすみ/ライター

この冬も、次男は「サッカーのリフティング(足首の前部分でボールを地面に落とさず蹴りあげ続けること)2000回達成を目指す!」と自己宣言しました。誰に強制されるわけでもなく朝5時に起きてたった一人で自己練習に励み、2021年末までにその目標を現実のものにしました。
その意志力がきっと、あなたの人生においていつでもあなたを助けてくれる宝になるよといつも言いきかせています。

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この記事を書いた人

南波明日美のアバター 南波明日美 ままとこネットライター/キッズコーチング®トレーナー

”ママの強みと子どものキラリを引き出し伸ばすコンシェルジュ”
「子どもの資質を開花させ、幸せな子育てを応援する」を理念に掲げるリトミックスタジオkirari代表。約3000人の子どもをリトミック指導。【親子の非認知能力】を底上げするリトミック教室として、大人向けの子育て講座、講演なども行う。

趣味は箏、読書、家族でキャンプ。テントの中でのお昼寝が至福のひととき。

元国際線CA/3児の母

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