やっとの思いで子どもを寝かしつけ、リビングでお茶でも飲んでリラックス…と思ったのに、そこには子どもたちが散らかしたままのおもちゃが!こんなの全然くつろげない!とお困りのパパママはいらっしゃいませんか?
今日はそんな方におススメしたい方法をご紹介します。
1日1回の片づけでも気持ちよさをもたらす
部屋がきれいに片付いていると気持ちがいいですね。とはいえ小さな子がいて、家事に育児に仕事にと大忙しのパパやママにとって、常に部屋をきれいに保つのはハードルが高いもの。
とくに兄弟が多い家庭では、一人が片づけても、もう一人が散らかす、という光景は日常茶飯事かもしれません。
そんなご家庭におススメなのが夜リセット。
子どもたちが寝る前に片づけることを習慣化すると、片付いた空間で大人たちはリラックスすることができますし、朝も気持ちよく迎えることができます。
夜リセットの開始は4歳がおススメ
夜リセットのスタートは、4歳をおススメします。この時期の子どもは、だんだんと時間の感覚が身に付くようになります。“今”しか理解できなかった状態から“過去や未来”についても考えられるようになります。
つまり経験と照らし合わせて先のことも考える力がつくようになり、計画性が育つのです。
これを片づけに生かさない手はありません。
まずは子どもに「夜、寝る前にお片づけをしよう。朝起きたときに気持ちがいいよ」と、してほしい行動を教えておきましょう。それができたら、今度は寝る前のタイミングで「この後はどうするんだっけ?」と声をかけます。
子どもの片づけスイッチが入る瞬間は「いいことがある」「気持ちいい」
わが家の娘は、片づけは好きじゃなくても片付いた空間は大好き!渋っていた片づけも、終われば「ピカピカだと気持ちがいいね」とニコニコです。
それでも、取り掛かるのに時間がかかる日があったので、片づけの後に楽しみを用意しておくことにしました。「まだ片づけしたくない!」と言われたときには「この後、何が待っているんだっけ?」と質問するだけでやる気満々。素早くおもちゃを片づけてくれるようになりました。
“お楽しみ”は寝る前なので絵本やスキンシップなど“心も体も落ち着けるもの”を親子で話し合ってチョイスしています。
嬉しいことに、これを始めてから娘の寝つきも格段に良くなりました!
夜リセットは4歳の揺れる心を落ち着かせてくれる
4歳児は“過去や未来”の他に“自他の区別”を理解し始める時期でもあります。自分の欲求の実現には、自分以外の人の存在が必要だと気づき始めるのです。でも、自分以外の人が自分の思い通りに動かないことはまだ十分に理解できません。それを理不尽に感じて「まだYoutubeが見たいー!!」などと感情が爆発するのです。
いくら成長の証といえども、それが毎日続けばお互いにイライラが募りますね。
夜リセットの習慣は、そんないイライラを翌日に持ち越さないためにもおススメの方法。
「すっきりして気持ちがいいね、ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることができ、自己肯定感を育むことができます。また、肌が触れあうスキンシップで、葛藤している子どもの心の緊張を緩ませることもできますし、パパとママの気持ちを落ち着ける効果もあります。
パパやママは片付いたリビングで、ほっとお茶を飲むことだってできちゃうかも?!
そんな一石三鳥の夜リセット習慣、あなたも今夜から始めてみませんか?