子どもの気持ちに寄り添う方法、話は内容よりも“感情”を聞こう

ちひろ/ライター

わが子には、日常のことでも悩みでも、何でも話してもらいたいと願っているパパママはきっとたくさんいらっしゃるでしょう。

今日はそんなパパママに向けて、話を聞くときのコツをお伝えしたいと思います。

目次

アドバイスをしなくても大丈夫!聴くだけで励ますことはできる

園や学校生活が始まると子どもに新しい友だちができて世界が広がります。パパやママとしては子どもの友達関係に不安を感じたり、心配になったりすることもあるかもしれませんね。

園児や小学校低学年児では、些細なことからけんかになるケースもあります。家に帰ってきて「幼稚園に行きたくない」「Aちゃんが遊んでくれない」「いつも一人ぼっちで遊んでいる」など、ネガティブ感じるような発言をすることもあるでしょう。

こんなときおすすめは“感情”を聞くようにすること、これだけで子どもは安心でき、前向きな気持ちになることができます

パパやママの子を思う気持ちが届く聞き方

「気持ちを理解するためにあれこれ事情を聞いているのに」「気持ちがわかるから励ましている」なんていう子どもを愛するからこそのパパやママの行動もわかります。

ただ、それはすごくもったいないことだと私は思うのです。実は、事情を把握しようと様子を聞き出すことや、一方的に励ましたりすることは、子どもによっては責められているように感じたり、自分の気持ちをわかってもらえないと思ったりすることがあるのです。その結果、心を閉じてしまい本心を隠すようになることも。

せっかくの子どもを思う気持ちですから、子どもの心に届く方法で伝えましょう。“子どもの気持ちにフォーカス”して聴くことで、自分の話を聞いてくれていると感じ安心することができます。安心するともっと話したくもなるし、気持ちに共感してもらえると勇気づけられるのです。

親が会話のどこに関心を寄せるかで会話の流れは決まる

転園後、幼稚園に行きたくないと言い出した時の娘と私の会話をご紹介しますね。

明日、幼稚園行きたくない、楽しくない

ちひろ/ライター

そうなんだ、楽しくないんだね~それは幼稚園行きたくなくなっちゃうね

だって、お友達いなくてさみしいんだもん

ちひろ/ライター

そうか、そりゃ寂しいよね。そんなときはどうしているの?

先生と遊んでいる~

ちひろ/ライター

先生と二人だけで遊んでいるの?

ううん、違うよ。〇〇組の子も一緒だよ~

ちひろ/ライター

そうなんだ~同じクラスの子も一緒に遊んだんだね。どうだった?

楽しかったよ~砂場でね、泥団子作った。あ!明日も作るって約束したんだった!大きいの作ろ~!!

幼稚園に行きたくないなんて何があったの?と心配になるような一コマでしたが、翌朝娘は元気に登園。私が何かアドバイスする必要もなく、娘は自分自身の力で前向きな気持ちを取り戻したのでした。

良い親子関係が子どもの頑張るエネルギー源になる

感情に注目して話を聞かないと、話の途中で「あぁ、そういうことね」と話を早合点してしまうことがあります。すると、こちらの意見が言いたくなり、我慢できなくなって子どもの話をさえぎってしまいアドバイスをしてしまうことも。また、子どもに「幼稚園に行きたくない」「お友達に意地悪をされた」などと言われると、親はつい子どもの気持ちに同感し“私もつらい”と気持ちが動揺してしまうこともありますね。

覚えておいてほしいのが、多くの子は親を悲しませたくて話をしているのではないし、「こうすればいいよ」というアドバイスを求めて話をしているわけではないということです。

ただただ気持ちを聴いてほしい、それだけなのです。“パパやママが自分の気持ちを聞いてくれる、わかってくれる”という実感が“私は認めてもらえている、大事にされている、愛されている”という気持ちに繋がり、明日からまた頑張るエネルギー源になります。話は”感情を聴く”ぜひ、試してみてくださいね!

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この記事を書いた人

亀山千裕のアバター 亀山千裕 ままとこネットライター/キッズコーチング®マスタアドバイザー

小4、小1、3歳の子を育てる転勤族妻。
日々、家族を家事に巻き込む方法を探究し、最高のチームに育てるため奮闘中。プレッシャーを勝手に背負った教育ママが、わが子の「ママの子をやめたい」という言葉に目が覚める。現在は楽しい子育てを実践してもらうべく精力的に活動中。

趣味はファミリーキャンプ。オシャレなキャンプレイアウト研究中。

元養護教諭(保健室の先生)/ライフオーガナイザー®

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