誰でもママコーチになれる!ポイントは小さな“できた!”を作ること

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ママコーチは最初から完璧を求めるよりも一緒に成長を喜ぶ

皆さんはトイレトレーニングやスポーツ、お勉強など子どもにできるようになってほしいことがあるとき、どうしていますか?

いきなり「トイレでおしっこしてみよう!」「シュートしてみてごらん!」という方は少ないのではないかと思います。
まずは子どもにトイレに興味を持ってもらったり、子どもがボールを転がせただけでも喜んでみたりするのではないでしょうか。

これは子どもの成長にとても良い方法であり、この段階を子どもに合わせて設定するのがコーチの役割とも言えます。そして、お母さんは誰でもコーチとしての役割を十分に担えます。

お母さんはコーチの基本である“信頼関係”がしっかりできている

優れたコーチは子どもの心に火を付けます。
最初から最後まで指示や命令ばかりするのではなく、放任するのでもなく、甘い言葉でその気にさせるのでもありません。

心に火を付けるには、信頼関係をしっかり結び、相手をよく観察し、好奇心を刺激し、ちょうどいい努力の先にゴールを設定し、一つずつクリアしたくなる課題を提案することです。

お母さんはコーチに最適です。なぜなら、子どもはお母さんが大好きで、お母さんは子どもを観察をしているでしょう。あとは声をかけるだけのポジションに既にいるからです。

子どもの違った特性を見抜けるのもママコーチの特技

わが家の子どもたちは、いろいろなことに積極的に取り組むタイプです。
ただし、少し違ったところがあります。

兄は興味を持ったら飛びつき、気に入ったら過集中状態になること。妹は成功するかどうか、誰かがすごいと褒めてくれるかどうか、人よりも早くできるかどうかを気にします。

5歳差なので、一緒に同じ課題に取り組んでもなかなかうまくいきませんが、それでも違った反応をします。そこで、兄には“一旦、時間を決めてやってみること”を、妹には“とにかくトライして、できるところまでやってみること”をテーマにするようにしています。

子どもが“頑張ったらできるかも!”と思えるチャレンジを

子どもはできないことはやりたがりません。逆を返すと、できそうなことにはチャレンジします。

例えば、縄跳びを持ってすぐの年少さんに“2重飛びができるようになろう!”と言ってもイメージできません。子どもはとてつもなく大きい目標には興味が持てないのです。子どもがまずは縄に親しむところから始めるのはそのためです。

お母さんは子どもの行動を観察して、できそうなことや興味を持てそうなことを見つけやすいと思います。ぜひ“ちょっと頑張ったらできる”ゴールを設定し、少しずつクリアすることで大きな目標を達成できるように導くコーチの目線を持って子育てを楽しんでみましょう。

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この記事を書いた人

波多野 裕美のアバター 波多野 裕美 ままとこネットライター/キッズコーチング®トレーナー

子どものミライを育てよう  ミライノキ代表
九州初キッズコーチング協会認定トレーナー。気負わず学べる講座。PTA、公民館連合会、教職員向けの講演会や勉強会も好評。個人相談や幼児教室など関わった人数は現在約600人超。9歳4歳の5歳差育児中。

皆の笑顔が大好物。基本的に人が喜ぶ顔を見るのが好き。キャンプでは焚き火をぼーっと見るのが幸せ。

ママガールwebにてコラム執筆中/stand fmにて音声配信中

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