教えてないのに、いつの間にか子どもが嫌な言葉を使うようになってびっくりした経験はありませんか?
私はあります。
そんな時にどう対処しているか、我が家の例でお伝えしますね。
子どもは言ってはいけないと分かっていても、つい言ってしまう
人を傷つけたり嫌な気持ちにさせたりする言葉があります。
子どもの場合だと“バカ”などでしょうか。子どもはいつの間にか、怒ったり嫌なことがあったときに「バカ!」と言うことを覚えてしまいます。
“言ってはいけないこと”“人を傷つけること”だと教えていても、どうしても言ってしまうのが、やはり子どもらしさなのかもしれません。
人を傷つける言葉は使わないことを根気強く伝えよう
小さな子どもは、まだ自分の言葉で誰かが傷つくということを知りません。なぜなら、人を傷つけたり傷つけられたりする経験が少ないからです。
子どもは日常生活のすべてが新しい経験であり、その経験も1回すればすぐに覚えられるわけではありません。
お母さんが繰り返し行って聞かせることを、実際に何度も経験することで子どもは本当に理解し自分のものにしていきます。お母さんはとにかく根気強く伝える必要があります。
「バカって言う方がバカなんだ!」と言い合う5歳差兄妹の口げんか
これはわが家の話です。
うちは5歳差で兄と妹の2人兄妹です。5歳も離れていたらそんなに激しいケンカはほとんどありません。
しかし、たまに口げんかをしています。きっかけは色々あるでしょうが最終的に「バカ!」「バカって言う方がバカ!」の繰り返しです。
これはある意味チャンス。
思う存分言い合ったあとに「今、言われてどんな気持ちだったかな?」と聞き「嫌な気持ちになった」ということを相手に伝えるようにしています。
言われたときにどう思ったかを伝え合うことが大切
できれば仲直りのときに “どんな気持ちになった?”と双方に聞いてみましょう。
“嫌な気持ちになった”“心が痛かった”“怒った”といろんな気持ちが聞けると思います。
あえて正しい日本語に訂正する必要はありません。子どもの中から出た気持ちをそのままお互いに伝え合いましょう。
子どもは小さいうちは心がとても柔軟で「ごめんね、いいよ」で本当に仲直りができます。これはとても貴重です。
見ている大人はヒヤリとしますが、起きてしまった口げんかをチャンスとして有効活用すれば、口げんかも立派な学びの一つになるでしょう。
子どもにとって全ての経験が学びであり、もちろんケンカもそのひとつ。
「ケンカしないで!」と止めるばかりではなく、せっかくなら何かを学べるようにサポートしてみると、お互いに新しい発見があるかもしれません。