食事中に座っている子、立ち歩く子。違いはお母さんのしつけだけではありません。
兄弟児を育てているお母さんの中に、兄弟同じように育てたのに全然性格が違うと思っている方がいるかもしれません。
上の子は食事中座っていられるのに、下の子は立ち歩く。
上の子は癇癪がひどく手が出る、下の子は人見知りをする、など、目につくことがあると、自分のしつけが悪かったのではないかと自分を責めることもあるでしょう。
しかし、これにはお母さんのしつけだけでは解決しない、子どもの持って生まれた特性が関わっている場合があります。
子どもの持って生まれた特徴を変えるのは難しい
子どもには生まれながらに持つ“気質”という特性があります。それは、日常的にどんな行動をとるか、気持ちの持ち方などの特徴に表れます。
そして、生まれた瞬間には100%だった子どもの気質が、少しずつ周りの影響を受けて変化していきます。
例えば、お母さんが同じようにしつけをしても、元々のんびり屋さんだったり活発だったりと子ども自身が違った気質を持っているので育ち方は全く違うということが起きるのです。
兄弟姉妹で特性が全く違うのはお母さんのしつけのせいではない
私には妹がいます。妹は小さい頃から優秀で、テキパキと行動する子でした。
私はのんびり屋で親にも先生にも何をするにも「遅い」と言われていました。妹は言われている私を見てさらにテキパキ動くようになったのかもしれません。
そして、同じように育てられているのに全然違う姉妹に、母もやきもきしていました。
個性は磨くと魅力になる!個性は長所と認識しよう
子どもには元々備わっている行動の特徴や考え方があります。
社会生活で困るのであれば、行動の改善をおすすめしますが、その行動の特徴の多くは長所へとつながっています。
兄弟が同じように育たないときは個性を見つけるチャンス!
兄弟のそれぞれの個性を見つけたら、ぜひその個性を生かし伸ばしましょう。
個性は磨くと魅力になりますよ!