赤ちゃんって可愛いですね♪
寝顔をじーっと眺めるだけでも幸せな気分になれます。
でも「こんなに可愛いのにイヤイヤ言うようになってしまうのかな?」
「今でも泣いて大変なのに、イヤイヤ期になったらもっと大変になっちゃうのかな?」
と、いずれやってくるイヤイヤ期に、今から漠然と不安を感じている方もいると思います。そんな方にぜひ読んでみて頂けたら嬉しいです。
イヤイヤ期の大変さは子どもによってそれぞれ。備えると不安が減る
子どもが生まれ成長するにつれて”イヤイヤ期”に対して、漠然とした不安や恐怖を感じるようになるお母さんもいるかもしれません。かくいう私も1人目の子の出産後に、手当たり次第に子育て情報を集めていた中で「イヤイヤ期」なるものを知りました。
「今はこんなに可愛いこの子も、所かまわずイヤイヤ泣き叫んで、どうにもならずに困り果てる日が来るのね」と1人密かに不安を感じていたものです。
ありがたいことに、実際には長女は比較的やりやすい子で、私の不安はほぼ妄想に終わりました。ホッとしたのも束の間、その後に出産した第二子・第三子は、妄想通りに道路に寝転がって泣き叫ぶ子だったのです。
ちょうどその頃、キッズコーチングという子育て方を学び始めた私。学んでいくにつれ対応の仕方を知って不安は軽減し、4人目の子のイヤイヤ期目前の今は楽しみしかありません。
そう!お子さんのタイプによっては少し大変な場合もありますが、ちょっとした知識があるだけで、心の準備ができ、不安を軽減させることができるんです。
イヤイヤ軽減の鍵は0歳からの単語のインプットにあった!
イヤイヤ期は個人差がありますが、大体2歳頃から始まると言われています。2歳頃と言えば、育児書などでは“1歳で1語文、2歳で2語文”という目安が書かれていたりもするように、少しずつ発語が見られるようにもなってきます。
イヤイヤ期の理由のひとつに、思っていることをどう言葉にしたら良いのかわからないことが挙げられます。ママに伝えたいこと、わかってほしいことがあるのに、その気持ちを表す言葉を知らないことが大きなフラストレーションになります。その結果が、「イヤー!!!」という癇癪や地団駄など、体で表現することにつながるのです。ちょっとした言葉を知っているだけで、イヤイヤの半分は軽減されます。
2歳でお話ができるかどうかは個人差がありますが、0歳の頃からたくさん話しかけることで、発語はなくても頭の中に言葉はインプットされていきます。少しずつ大人の言っていることは理解できるようになりますし、2歳前後で自分の気持ちを言葉で表現できることにつながっていきます。
ではどんな声掛けが良いのか。ここからは具体的な声掛けのポイントをお伝えしていきますね!
五感と気持ちを表す言葉=形容詞をたくさんインプットしておくのがコツ
「きもちいい」「うれしい」「悲しい」などのように“~い”“~しい”で終わる言葉を形容詞といいます。形容詞には五感や気持ちに関わる言葉がたくさんあります。
- 視覚…明るい、暗い、丸い、赤い
- 聴覚…大きい(音)、小さい(音)、うるさい
- 嗅覚…臭い、かぐわしい
- 味覚…酸っぱい、甘い、しょっぱい、辛い
- 触覚…柔らかい、固い、冷たい、熱い
- 感情…うれしい、悲しい、楽しい
0歳の頃からこのような形容詞をたくさん取り入れながら話しかけることで、少しずつ言葉がインプットされていきます。2歳代で発話ができるようになってきた時、このインプットが大いに役立つのです。
気持ちと言葉の意味を関連づけて理解させるためにママができること
まだうまく言葉にできない子も、気持ちと言葉が頭の中でリンクしていれば、お母さんが「できなくて悔しいのかな」「痛くて悲しいのかな」などと、子どもの気持ちを想像して聞くことを通して、自分の気持ちを整理できるようになります。何度も繰り返すことで、段々と「この気持ちの時はこう言うんだな」と理解し、自分の言葉で表せるようになります。
ぜひ0歳代から様々な体験に対して感覚や感情を表す言葉をかけ、気持ちと言葉をたくさんリンクさせてあげてください。それにはたくさんの形容詞で話すこと。
「赤いお花が咲いているね」「風が気持ちいいね」など、日常の小さなことを、たくさんの形容詞で話しかけてあげましょう。きっと2歳になった頃、言葉によるコミュニケーションを親子で楽しめるでしょう。