3歳児の「自分でやる!」「やってみたい」を楽にするためにセットで教えること
3歳前後の子どもが何でも「やってみたい!」と言ってきかないことはありませんか?
「自分でやりたい!」と言ってきかないことは、子育てあるあるかもしれません。
実は、3歳前後に何かをやってみたいと思うことは、発達の過程で訪れる自立のスタートなのです。
お母さんは対応が大変かもしれませんが、余裕があればできる限りチャレンジさせてみましょう。
そのときに大切なポイントがあります。それは“失敗したときにどうするか”をセットで教えることです。
いたずらが実験。それが自立心の種となり自分でチャレンジする子に育つ
子どもは2歳ごろまでにたくさんのいたずらをします。大人にとってはいたずらですが、実は子どもにとっては実はこれらのいたずらはすべて実験なのです。
子どもはたくさんの実験を繰り返した結果、〇〇をやってみたいと思いつくのです。
このように言われると、子どもの言うことをすべて思い通りにしてあげないといけないと考え、忙しいお母さんは負担に感じてしまうかもしれません。
ですので、お母さんの心を軽くするため、そして子どものチャレンジに対するハードルを下げるために、セットで伝えてほしいことが一つだけあります。
それは“失敗したらどうするのか”です。
例えば、やらせてみて汚れたら拭く、落としたら拾う、壊れたら謝るなどです。
失敗を恐れない子は失敗しないことよりリカバリー法を知っている
私の2人の子どもは、3歳前後は「僕が!(僕がする)」「私が!(私がする)」と言って聞きませんでした。
うっかり私が靴を履かせようものならひっくり返って大泣きし、一度脱いで、もう一度自分で履く。何倍も時間がかかる。ということの繰り返しでした。
全ての行動が、自分でやる!
自分で靴を履く、自分で服を着る、自分で水を注ぐ、自分で!、自分で!でした。
その中には家が汚れたり、余計に時間がかかったり、自分のしてほしくないこともたくさんありました。
そこで、私は失敗したときのリカバリー方法を一緒に伝えました。
こぼしたら拭いてね、落としたら拾ってね、脱いだら脱衣かごに入れてね、などです。
その時は大変だと感じていましたが、今では水などをこぼしたらサッと拭けるようになっています。その結果、お手伝いも積極的にできるようになり、次に出てくる子どものやってみたいことも任せることができる好循環が起きています。
自立心を育てるために、失敗してもお母さんの負担にならない方法を伝えて
3歳の自立心の表れは、生きる力を身につけるために大切な成長です。
3歳児のやってみたい気持ちを満たすと、努力や我慢ができるようになります。
ぜひ、その成長を楽しみに「自分でやる!」に寄り添ってみてください。
もし、負担を感じているときは“自分だけで後片付けをしていないか”考えてみましょう。
多少家が汚れたって大丈夫!汚れたら子どもが拭けばいいのです。
子どもが「〇〇やりたい!」と言い出したら成長のチャンスなのです。
水を注ぎたいと言われたら一緒に拭き掃除をする準備をしながらチャレンジさせてみましょう。