身の回りのことを自分で決めて、社会を生き抜く力を育もう

ともか/ライター

思考力&決断力を育てるために、我が家では2歳頃から、自分の服は自分で選ぶようにしています。時には「ん?」という組み合わせの日もあるのですが、そんなときの声掛けで心がけていることがあるので、今日はそのポイントについて書いていきます。

目次

子ども達の生きる未来に、思考力&決断力は必要不可欠

みなさんは子どもに対して”将来こんな子に育ってほしい”そんな思いはあるでしょうか。

私は子どもが産まれ成長するにつれて、自分達親がいつまで元気に傍にいられるか分からない中で、自分で考え決断し行動できる子に育ってほしいと思うようになりました。

”こう育ってほしい”その思いは人それぞれ違うと思いますが、子ども達がこの先生きていく未来、AI時代とも呼ばれる時代には間違いなく、自分で考えて決断し、行動する力はますます必要になっていくでしょう。

その練習も兼ねて、我が家では好きなものを選んでもらう機会を多く作ったり、時間を決めるのを任せたりと、色々な場面で”自分で考えて決断する”機会を取り入れています。

思考力&決断力UPには自分の身の回りのことを自分で”決める”が第一歩

その1つとして、2歳頃から自分の服は自分で選ぶというのを実践しています。

長男が2歳の時は上から下まで全身黄色コーデ、次女が4歳の時は、ワンピースの上に更にスカートを重ねてみたりと、私から見ると「ん?」という組み合わせの日ももちろんありました。それでも成長と共に、色々な事を考えて選ぶようになり、小学校1年生になった長女は、毎日その日の天気と気温、そして学校の予定を確認して、自分で好きな服を選んで登校するようになっています。

正直な所「それはやめた方がいいんじゃない?」と言いたくなることも幼稚園組に対してはあります。ですが、できるだけ「おー黄色でそろえたのね!」「スカートにスカートを重ねたのね!」と、否定するのではなく、ただありのままの様子を伝える「承認」と言うのを心掛けるようにしています。

否定は逆効果!子どもの決断はありのままの様子を伝えることで自信につながる!

先ほど、あるのままの様子を伝える「承認」を心掛けていると書いたのですが、理由は次の2つからです。

①自分が小さい頃に周りの人に「それは変じゃない?」と言われて、それ以降自分で服を選ぶのが怖くなってしまった。

②子どもが選んだ服装に対して評価をしないようにしたかった。

①については私自身、人から言われたことを過度に気にしてしまう性格のため「変」と言われて余計に自分で選ぶのが怖くなってしまいました。子どもによっても受け取り方は様々です。「変」と言われても気にせず次も挑戦できる子もいますが、気にしてしまって選べなくなる子もいるので、否定はしないように心掛けています。

②については、「全身黄色で素敵だね!」「似合っているね!」と褒めるのがいけないわけではありません。ただ、①と同様に評価をしていると、”褒めてもらったから、また同じ服着よう!””この組み合わせだったらまた褒めてもらえるかな?”と、評価を気にする思考になってしまうことがあります。

その点、ありのままの様子を伝える”承認”は評価ではないので、評価にとらわれず自分の好きなものを自由に選べるという利点があるのです。

たったこれだけ!「どれにする?」質問するだけで、思考力&決断力が育つ

子ども達が生きていく未来に必要となる”自分で考えて決断する力”は、小さい頃からの経験の積み重ねで、着実に育っていきます。その力をより伸ばしてあげるためには、ありのままの様子を伝える”承認”が効果的。

自分で決めるのに、早すぎることはありません。選択肢を絞れば、1歳前から自分で選ぶこともできます。

自分で考えて決断することに慣れていない子は、最初は自分で選ぶのが難しいかもしれません。その場合も初めは選択肢を減らして少しの物から選んで決定する練習をしていくことで、少しずつ自分で考えて決定する力が育っていきます。

小さなことからで大丈夫。まずは自分の服から「今日はどの服にする?」と質問して、ぜひ自分で考え決断する練習をさせてあげてください。AI時代にも武器になる思考力、決断力が育っていきます。

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この記事を書いた人

あおのともかのアバター あおのともか ままとこネットライター/キッズコーチング®エキスパート

親子に寄り添い笑顔を引き出す子育て講師。キッズコーチング®Emi-Sachi代表。

子育てに悩みは絶えないかもしれない。それでも1度きりの子育て、1度きりの子ども時代を少しでも幸せな日々にしてほしい。そんな思いから“365日大好きがあふれる幸せな日々に”を理念に、毎月子育て講座、個人セッションを開催中。

趣味は子どもの服作り。ブラックチョコをお供にブラックコーヒーを飲むのが至福のひととき。元看護師/mamagirlライター/4児の母

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