宿題はいつするのか。宿題問題に頭を悩ませているご家庭も多いかもしれません。できれば進んで早めに終わらせてほしい。そう思うのは私だけでしょうか。今回はそんな宿題について我が家で進んで取り組むようになった方法を書いてみましたので、読んでいただけたら嬉しいです。
宿題するのに腰が重い!そんな子を前に親は何をする?
みなさんのご家庭では、いつ宿題を取り組んでいますか?
うちの娘はギリギリを攻めるタイプ。消灯時間は20時と家庭で決めているのですが、宿題を始めるのは早くて寝る30分前、今日は10分前になって、ようやく取り掛かり始めました。
学校によってもかなり差があると思うのですが、娘の通う小学校では結構なボリューム感。一生懸命取り組んでも20~30分かかることもあります。となると、消灯10分前から取り掛かっても、消灯には間に合いません。
何とか消灯までには終わらせてほしいと思い、これまでも声のかけ方などは工夫をしてきたのですが、親の思い通りにはいかないものです。そのため、最終的に私は20時は寝るので手伝ってほしいことがあれば20時よりも先に、そして20時以降も続けるようであれば、責任をもって消灯などをしてもらうことを条件に、本人の意思に任せることにしていました。
たったこれだけ!一緒に机に向かってやる気スイッチON
そんな娘ですが、ごくまれにに早く取り掛かることがあります。それがお父さんも家にいて、お父さんと一緒に机に向かう時。そのときばかりは「お父さんが一緒にしてくれるなら、今する!」と自分から座って宿題を始めます。
そこで「一緒に机に向かうと効果的なんだ」と気づき、私も一緒に机に向かってみることにしました。
しかし、小さい兄弟がいるとどうしても呼ばれてしまったりして、ずっと座っていることはできません。更に他の兄弟が机の上に興味を持ってしまうと、宿題に手を伸ばして邪魔をしてしまうことも多々ありました。それだと逆に気が散ってしまい逆効果。毎日一緒に机に向かってみようという私の計画は失敗に終わってしまいました。
そんな失敗もありましたが、お父さんがいる日だけはお父さんを誘って一緒に机に向かうようになり、1か月の中で数回ではありますが、少しずつ習慣化されてきました。
大人がしてほしい行動を示して、子どもの習得率アップ
宿題は子どもの問題。「やりなさい」と無理やり机に座らせても本人がする気にならなければ一向に進みませんので、本人の意思に任せるのも1つです。でも、もしそれがお母さんにとって苦痛で、どうにかしたいと思っている場合は一緒に机に向かうことで、宿題を促すことができるかもしれません。
例えば
①「靴をそろえようね。」と言いながら、お母さんは靴を投げ散らかして家に入っていく。
②「靴をそろえようね。」と言いながら、お母さんがまず靴をそろえる姿を見せる。
どちらの方が子どもが靴をそろえる確率が上がると思いますか。おそらく、②と答える方が多いか思います。「靴をそろえようね。」と言っているのに、お母さんがそろえていなかったら説得力がないですし、子どももそろえる必要性を感じなくなってしまいます。
心理学用語でミラーリングと言うのですが、子どもにしてほしい行動がある場合、まずは大人がしてほしい行動を実践することで、行動をしてくれる確率はぐっと上がります。
我が家ではどの時間を活用できる?家族で考え、試してみよう
宿題は早い時間にしてほしいと思っている方は、一度時間を決めて一緒に机に向かってみるのはどうでしょう。もちろん、仕事や家事、育児などで時間が限られている方も多いかと思います。ずっと子どもの勉強を見ているのも良いですが、一緒に机に向かうだけでも、子どもが宿題に取り掛かるきっかけにはなります。
生活を見返してみると、机の上でできる仕事は案外多いものです。
もちろん我が家のように、やってみたは良いけど小さい子どもがどうしても乱入してしまって難しいという場合もあるかと思います。そんなときは、毎日同じ時間じゃなくても良いので
・休日、他の家族がいるときに一緒に机に向かう時間をとってみる。
・夜、他の家族が遅くに帰ってきて時間差でご飯を食べているときに一緒にする。
など、どこかで取り入れることができないかをぜひ考えてみてください。1人だと腰が重い宿題も、誰かと一緒なら楽しい気分で始めることができます。また一度「早い時間に宿題を終わらせてみたら、その後の生活が楽になった!」という成功体験をすると、自分で進んで早い時間に終わらせようと思うきっかけになる場合もあります。