秋の大行事。家族みんなにプラスになる家族旅行プランを一緒に考えてみたいと思います。
自然豊かな場所がおススメ。子どもに必要な「環境」
家族旅行での心配事として「たくさんの荷物を持って移動は…」「子どもが小さいので周りが気になって…」などの話をよく耳にします。また「結局、環境が違う場所でいつものように子育てして余計疲れてしまった」という方もいるようです。そんな時は思い切って周りに何もない森の中のコテージや手ぶらで行けるグランピングがおススメです。
そこにはほぼ何もしなくていい!という毎日の心配事から解放される環境が生まれます。また、自然や森林がもたらす様々な効果もあらわれます。
【具体的な効果】
- ・ストレスホルモンの減少、
- ・NK細胞活性化による免疫力UP
- ・血圧の低下と心拍数の減少
- ・心理的緊張感の緩和による活力増
- ・副交感神経の活性化 …等
これにより、大人にもストレスフリーで癒し効果のある空間となり、子どもにとっては自由と学びのある最高の環境を手に入れることになります。
家族みんなで朝日を見よう。環境の力を借りる”上機嫌療法”の効果
毎日のマイナス思考やイライラなど、全てを投げだしたくなることがあった時、哲学者のアランは”上機嫌療法”という考え方が効果的だと述べています。上機嫌療法とは、不安や不満でストレスフルになった時に、あえて自分の気持ちを切り替えて機嫌よくふるまうと物事の流れが全く違ってきて、大抵のことが心地よくなるというものです。しかしながら「さぁ、機嫌よくいこう!」と気持ちを切り替えられない時も多いのが現実です。そんな時こそ環境の力を借りる時です。
こんな時におススメのアクティビティに、”みんなで日の出を見ようチャレンジ”があります。
少し眠たいですが、朝日を浴びると脳が活性化され活力が生まれます。すると思考がプラスになって気持ちの切り替えがしやすくなるのです。いつもならイライラしてしまう子どもの行動があったとしても、ここぞとばかりに上機嫌パワーを発揮して肯定的な声掛けをしたり、叱る前に子どもの主張に耳を傾けたりしてみてください。きっといつもとは違った反応が返ってくるはずです。
夫婦×子ども。コミュニケーション度UPは「心の土台」を育てる。
子どもの健やかな成長を助ける土台の1つに”心の安定”があります。そしてその心の安定にひと役買うものの1つに、夫婦が仲良くしていることが挙げられます。大自然に触れ、安心感や解放感を感じながら夫婦で向き合い語らう時間を作ってみてください。それを見て子どもはさらに安心して過ごすことができます。もしかしたら、一緒に語りたいと割って入ってくるかもしれません。普段から仲良くされていると思いますが、ここぞとばかりにいつもの会話プラスαで語らうと、家族旅行の楽しみと思い出作りになるのではないでしょうか。
親は子どもにとっての1番の「環境」。ともに育っていこう。
親や先生は子どもにとって1番身近な人間です。なので、子どもたちの世界で1番影響力のあるものは「環境である大人」なのです。
自然の力を使いながら、親自身も自分と向き合い、自然と向き合い、自分子どもたちにすばらしい背中を見せてあげる機会を設けられるのも、大自然の恵みといえるのかもしれません。