いよいよ冬休み!クリスマスにお正月、家族で過ごす時間が増えて
おうちでゆっくりするのが醍醐味の季節でもありますね。
とはいえ、いつまでもゴロゴロしている子どもに一言言いたくなってしまうのがママの性(サガ)。今回は、そんなときの会話の工夫です。
リラックスと心機一転のダブルチャンス!目標設定に最適の冬休み
寒い季節は暖かい家の中でゆっくり過ごしたいもの。長期休みとなれば尚更です。おまけにイベントも多く、家族で過ごしたり帰省先でリラックスして過ごすママも多いことでしょう。
しかしながら日がな一日ダラダラしているわが子を見ると思わず喝を入れたくなってしまいますね。「宿題やりなさい!」「早く3学期からの準備したら?」「部屋の大掃除自分でやってよね」といったお小言を言いたくなってしまうのはきっとあなただけではありません。
実はちょっとした会話の工夫で子どもの気持ちを切りかえることができます。
なんといっても年末年始は、誰しもまっさらな心持ちで今年をどんな1年にしようか思いを巡らせるもの。ゆっくりしながら同時に意欲も高まるこの時期にこそ、ぜひ子どもに数字の質問をしてみてください。子どもの目標設定力を高めるコツです。
宿題どうする?片づけどうする?期限、量、時刻を具体化しよう
大人が子どもより勝っているとしたら、それは経験値だけだと私は思っています。意欲が高まっていても具体的な選択肢を思いつかないのが子どもです。だからこそ、大人が目標設定をサポートしてあげましょう。
- 期限:「何日までに?」
- 量:「どれくらいずつ?何分(何時間)ずつ?」
- 時刻:「いつやる?何時から?」
「宿題やりなさい!」「部屋片づけて!」と指示命令するのではなく、まずはいつまでにするのか?を本人にイメージさせましょう。そして、そのためには毎日どのくらいの時間をかけて、どのくらいずつ進めるのか?の量を本人に企画させます。
次に、それを早速今日から行動に落としこむ為の質問をしてあげましょう。時計を見て先の予定を見越しながら、スタート時刻を本人に決めてもらうのです。
「宿題冬休み中にちゃんとやる!」という意志だけでは実際の行動に結びつきません。それを叶えるための具体策を、数字を使って細かく設定する習慣をつけてあげるのです。
自分で宣言した目標は自分で守ろうとするもの
大人に決められたルールには気乗りしない子どもも、自分が決めた目標はちゃんと実行、達成しようとするものです。
例えば息子の塾で年に3回行われる漢字テスト。あらかじめ日程も範囲も決まっています。テストの日が迫ってきてようやくお尻に火がつきエンジン全開で頑張っても、一晩でなんとかならないのが漢字というもの。
毎回危機感を抱き焦る頃には膨大な漢字の量に呆然とするのが恒例だった息子に、ある時“数字で割る”方法を示唆してみました。つまり、あと1か月で60文字覚えなくてはいけないのなら、単純に割って一日2文字ずつ覚えればいいのです。
そんなちょっとずつでいいのか!と目を見開く息子。そこで、ちょうどタイミングよく二桁の割り算を覚えたばかりの息子に質問してみました。いつまでに、どのくらい、何時から?の質問です。
うまく割り算もできた達成感が運よくモチベーションとなり、息子はそれ以来1か月前になるとコツコツ漢字学習するのが習慣になりました。最近は、万一できなかった日も計算に入れて、ある程度の余裕を持って割り算して計画するまでになっています。
自分の経験や実感から目標設定のための方法もどんどん自分で上書きしていく息子の横で、私も毎日ストレッチと体幹トレーニングをしています。わが家の毎晩10分ずつ、20時からの習慣です。
子どものハートに火をつける!ママはゴール設定のサポート役
ちょうど心機一転、心境もあらたに希望に胸を膨らませる季節。ダラダラしている時間は、何かひらめきとなるアイデアの元を蓄積するには欠かせない必要な時間でもあります。
忙しく時間に追いたてられることも多い現代の子どもたち。充分にゆっくりさせてあげながら、同時に自分のゴールを細かく決める習慣を経験できる冬休みになりますように。
何より、ママたちも今年一年お疲れ様です!
ゆっくり英気を養って、
来年からまた心新たに前に進んでいける冬休みにしてくださいね。