あけましておめでとうございます!
ままとこの読者さんはどんな新年を迎えられたでしょうか?
2023年がみなさまにとって良い年になるようお祈り申し上げます。
「なんとなくしんどい」を口にする子、もしかしたらそれ正月ボケかも?
3学期は1年の中でも一番短い学期。短いけれども、次の学年へ進むための自覚を持たせ、進級への期待と喜びの気持ちを持てるようにする大切な時期です。元保健室の先生として、リアルタイムで子育てをしている母親としての経験から、この時期に私がポイントだなと思うことをシェアしますね。
3学期を元気に過ごす子もいる一方「なんとなくしんどい」や「なんとなく教室に行きたくない」など“なんとなく”を訴えて保健室に来室する子どももいます。そんな子たちの多くが“正月ボケ”が解消できていない状態です。3学期を有意義に過ごし、次の学年につなげるためにも正月ボケを早々に解消していきましょう。
子どもを観察と気づく、正月ボケの症状
正月ボケとは調べてみると、年末年始の休みの感覚が抜けきらず、普段の生活の感覚が取り戻せないこととあります。症状として代表的なものをあげてみますね。ご家庭でもよくお子さんを観察してみてください。
- 1日中だるそうにしている(疲れた、だるいと訴えがある)
- 朝、布団からなかなか出られない
- 登園、登校時間のぎりぎりまで寝ていて、朝ごはんを食べる余裕がない
- 「めんどうくさい」と言うことが増えた(やる気がなさそうに見える)
- 便秘になったり、お腹を下したりする
上記のような様子が見られたら要注意。このような様子は、血液や呼吸、代謝や体温調整を24時間休みなくコントロールしているといわれている“自律神経”が乱れているサインであることが多いのです。つまり、正月ボケの正体とは自律神経の乱れ。気がついたら、自律神経を整えるちょっとした工夫を生活の中に取り入れてみましょう。
簡単!幼稚園児でもできる自立神経を整える方法
日常生活に取り入れやすく、簡単にできる自律神経を整える方法をご紹介します。
ご飯をゆっくりよく噛んで食べる
よく噛むことでリラックスすることができ、自立神経のバランスが整いやすくなります。とはいえ、食事のたびに「よく噛んで食べなさい!」と言うのは親も子もストレスですね。おすすめなのは「だるまさんがころんだ」と3回頭の中で言いながら噛む方法。こうすることで、リズムよく簡単に一口当たり30回噛むことができます。他にはいつもより具材を大きめに切るのもいいですよ。自然にたくさん噛むことができます。
温かい飲み物をフーフーしながら飲む
自立神経が乱れると呼吸が浅くなります。ふーふーしながら飲み物を飲むことにより、自然と息を深く吸い肺に酸素がたっぷり入ります。それだけで、自律神経が安定する効果があるそうです。
こちょこちょ遊び
体をくすぐられると条件反射として笑いが引き起こされ、顔の筋肉がほぐれリラックスすることができ自律神経が整います。ただし、くすぐりすぎは要注意!一度に数秒にするなど、ほどほどにしておいてくださいね。『一本橋こちょこちょ』などの曲に合わせてするのもおススメです!
不調に気づき整えることができれば、子どもの自信になる
自律神経はわずかな刺激でバランスを崩してしまうもの。自律神経の乱れは身の様々な不調を引き起こすため、心配になるママも多いでしょう。でも、上記のように自律神経はちょっとした工夫で整えることができるので安心してくださいね。
年末年始くらいは、除夜の鐘を聞きながらお蕎麦を食べるとか、美しい初日の出を見に行くとか、夜遅くまで家族で人生ゲームをしたとか、そういう時間も大切にしてもいいのです。そんな時間はきっと子どもにとって温かで大切な思い出となるはずだからです。
自律神経が乱れないように予防することも大切ですが、それ以上に大切なことは自分の体調の変化に気付き、自分で整えることができるようになることだと私は思います。“不調に気付き整えることができた”その繰り返しが子どもの自信になり、様々なことにチャレンジしていく力になっていくでしょう。
ぜひ、お子さんができたときには「できたね!」と思いっきり認めてあげてください。
大好きなママの声かけが一番お子さんのパワーに変わるはずです!