子どもが言うことを聞かないときってイライラしますね。
言うことを聞かせたくなったり、ついつい大きな声で怒鳴ったりすることも。
実はママの言うことをすんなり理解して行動してもらうには、ほんのちょっとした話し方のコツがあるんです。
ママの注意を聞かない子どもにイライラ。そんなときは伝え方を変えてみよう
子どもがママの注意を聞かないことってありますね。
「ここは危ないから走ってはダメ!」「それは触ってはダメ!」と叱っても聞こえていないフリをしたり子どもの行動が変わらなかったりします。
するとこちらはさらにきつい口調で怒ったり、最後には子どもの人格を否定する言葉を使ったりしなければならなくなります。本当はこんなふうに怒鳴ったり、怖い顔で睨んだりはしたくないですよね。
ではどのように注意したら子どもはママの言うことを聞いてくれるのでしょうか。
まずは子どもの気持ちを受け入れてあげることで子どもはママの注意を聞くようになるのです。
「ダメ」と言われれうと反発してしまう。まずは心を開いてくれる行動をしよう
大人でも誰かに頭ごなしに叱られてはイヤな気持ちになります。
仕事や家事でうまくいかなかったときには何か原因があるはず。それを話す前に注意されると反発心が芽生えます。
それは子どもも同じこと。「ダメ」と言われると即座に反発するのです。
そうならないためにまずは子どもの行動の裏に隠れた気持ちを言葉で伝えてあげましょう。子どもは「ママは理解してくれた」と思うことができ、ママの注意を聞くようになります。
子どもの気持ちを言葉で伝えてあげることで、大人の提案を受け入れてくれる
私の教室で、ダンスレッスンに参加していた3歳のYくん。ショッピングモールの中にスタジオがあるので、その日はお買い物をしてから来ていました。
レッスン後半に差し掛かったところでYくんがママのカバンから先ほど買ってもらった車を出して遊びはじめてしまいました。
「今遊んではダメ」とママに言われてもやめません。
そこで私は「かっこいいね!見せて」といい車を貸してもらいました。
「この車が好きなの?じゃぁレッスンが終わるまで椅子に座って見ててもらおう!」と提案すると、笑顔で椅子の上に車を置きにいってくれました。
幼い子どもに正論は通じない。行動を変えるには工夫が必要
幼い子どもは本能で生きています。おもちゃがあるから遊びたいと思うのは悪いことではありません。
レッスンに集中させようと思うなら、レッスンの後にお買い物に行った方がママも叱らなくて済みます。
今回は先に買い物をしていたのでこの事件が起きたのですが、そんなときこそ頭ごなしに叱るのではなく、最初に気持ちを受けれてあげてください。
「この車が好きなの?」でYくんは笑顔になりました。
「見ててもらおう!」の提案もすんなり受け入れてくれました。
「ダメ!」と叱るのではなく、子どもの行動を言葉で伝えてあげることで心を開いてくれ、大人の意見を聞いてくれるようになります。