入園、入学おめでとうございます。今回は悩みの種になりやすい、帰宅後のお片付けについてまとめてみました。今日からできることですので、読んでみて頂けたらうれしいです。
入園・入学直後からの習慣づけで、お片付け名人に育つ
入園・入学を迎えて数日が経ちましたね。ドキドキワクワクの新生活、頑張ってきた子ども達の顔は一回り成長して見えるかもしれません。
新生活が始まった直後は「頑張ったね」と頑張りをねぎらい、新生活についての話を聴き、バタバタ過ごす帰宅後の時間。
そんな日々も、数週間経って落ち着いてくると少しずつ帰ってきた後のお片付けが気になり始めるかもしれません。外で頑張ってきた子ども達、家に帰った解放感から制服やカバン、靴下などを脱ぎ捨て、1秒でも早くくつろぎたくなる気持ちはよく分かります。
だからこそ、やはり帰ってきてすぐにお片付けをして、綺麗な空間でリラックスしてもらいたいもの。帰宅後すぐに進んでお片付けしてもらうためには、習慣化させることが近道になります。
解決策は意外な所から?お片付けできる仕組みができると部屋が整い、心も整う
我が家の場合、長女が入園した5年前はリビングに収納場所を作っていました。長女は進んでお片付けをするほうでしたが、それでも玄関からリビングにわたり少しずつ園バッグや服を脱いでいくので、片付け忘れなどが点在。もっときれいに片付けられる方法がないかと頭を悩ませていました。
そこで思い切って玄関に収納場所を変更。今までとは違い玄関でかばんを下ろし制服を脱ぎ、荷物のお片付けもそこで終わらせるようになりました。
すると散らかる範囲が狭まり、子ども達が目の届く範囲内に収まるようになったので、以前よりもきれいにお片付けができるようになったのです。
また私自身、片付けができていない散らかった部屋を見るとイライラしてしまい、以前は早く片付けさせようとよく小言を言ってしまっていました。
ですが自分できれいに片付けられる仕組みを整えられたことで、小言を言う機会がぐっと減り、帰宅後の子ども達と穏やかな時間を過ごせるようになりました。
【ステップ1】どんどん改良!「どうしたらうまくいく?」の視点で導線を整えよう
少し手間のかかるお片付けも、習慣化さえしてしまえば自然とできるようになります。そのために大切なことの1つが導線を整えること。玄関から入って、いかに楽に片付けられるかが、お片付け成功への鍵になります。
かばん置き場が家の一番奥の部屋だったら、その辺に置いて遊びだしてしまうかもしれませんよね。でも玄関に入ってすぐ横にあったら片付ける確率はぐんと上がります。
洗濯物も洗濯機が遠いと億くうになってしまうかもしれません。我が家のように片付けるものの、途中で落としていき、結局家の中に洗濯物が点在しているというお宅もあるかもしれません。
でもカバン置き場のすぐ近くに籠を置き、そこに洗濯物を入れていき、最後に籠ごと洗濯機のところへ持っていくようにしたら片付けやすくなるかもしれません。
試してみて初めて分かることもあります。「どうしたらうまくいくかな?」という視点で、少しでも楽にお片付けできる方法を親子一緒に楽しみながら探してみてくださいね。
【ステップ2】指示だしより効果的!声掛けは先を予測させる質問を
散乱しているかばんや制服を見たら「帰ってきたら、かばんはここ!制服はハンガーにかけて!」などと、思わず指示出してしまうこともあるかもしれません。
また、子どもが片付けるまで待てずに、お母さんが片付けてしまうこともあるかもしれません。私も散らかっているのを見ると、すぐに片付けたくなってしまいます。
でもこれだと、子どもが進んで片付けをしなくなってしまう可能性があるのです。
自分で進んで片付けをしてもらうためには、これからの行動を予測させる質問が効果的。
「帰ってきたらカバンはどうするんだっけ。」
「制服を脱いだらどうするんだっけ。」
かばんを置いたり制服を脱いだりする少し前、靴を脱ぐときなどにこのような質問を投げかけてあげることで、この後どうするのかを自分で考え、自分で行動を起こせるようになります。
声を掛けるタイミングを“靴を脱ぐとき”など1つに決めて、毎日同じタイミングで声を掛けてみてください。そうすることで段々と声を掛けなくても“靴を脱ぐ”と自然に、カバン、制服の片付けを思い出し、習慣的に片付けができるようになっていきます。
新生活のスタート、導線を整え、先を予測する質問を使って、片付けまでを習慣化させませんか。