新しい先生に知ってほしいことは先手必勝でいこう
新年度になり、子どもの環境ががらっと変わると不安に感じる保護者は多いもの。わが子の特徴や友達との関係など、知っていてもらいたいな、配慮してもらえたらな…と思うこともあるかもしれません。
そんなときは、遠慮せずにできるだけ早めに伝えてみることが吉です。
年度の初めは先生も新しい出会いに戸惑っていることもあります。
進級やクラス替えの場合、子どもの特徴は引継ぎされていますが、十分ではないこともしばしば。
少しでも子どもの情報が多いほうが、実は先生も見通しがもてて対応がしやすくなって助かるのです。
子どもの性格を事前に伝えることで集中できる工夫を先生に委ねる
わが家にはいろんなことに興味が移り、先生の話に集中しにくい男の子がいます。
入学初日にそのことを伝え、もし聞いていないことがありそうなときは、そっと肩を叩いてやってもらえませんかとお願いしました。
すると、3日後には1番後ろだった席が先生のすぐそばに席替えがなされており、できるだけ集中できるような配慮をしてくださっていました。
また、知り合いの子は不安が強いタイプなので、心の休まる友達の名前を伝えておいたら、クラスになじむまでその子のそばに席があるようにしてもらえたそうです。
慣れるまで子どもが安心して過ごせるよう、些細なことでも伝えることは大切だなと感じています。
伝え方は、お手紙でも電話でも。自分や先生に合った方法でOK
子どもの特徴やお願いしたいことをしっかりと先生に理解してもらいたい時、どんな方法が効果的だろうかと考えることがありますか?
基本的にどの方法でも大丈夫です。きちんと訪問して…と考える必要はなく、連絡帳に書いてもいいですし、別途お手紙を書いたり、電話で伝えるのが得意な方は電話でも十分です。
また、先生によってはお話をしたい人もいればお手紙のほうがじっくりと時間の取れる時に読めていいと考える先生もいますので、お互いで確認しながらよい方法を選んでください。
担当の先生と合わないな…と感じることがあるときには、園長先生や校長先生、主任の先生などほかの先生にお話することで上手く伝わることもあります。
「行きたくない!」にならないためには最初が肝心
特に新しい環境に対して不安や嫌悪を感じやすいタイプの子にとっては、最初の環境は大切です。
好き嫌いがはっきりしていて、嫌いなものが多いタイプの子の場合、担当の先生に慣れるまでとても時間がかかる場合もあります。
また不安と人見知りが強いタイプの子の場合、元気のよい先生の大きな声が怖くて教室に入れなくなることもあります。
ちょっとした情報だろうとも早めに子どもの特徴を理解してもらうことは、よりよい学級運営にとっても大切なことなのです。
不安なことほど思い切って早めに先生に相談してください。きっと一緒になって解決策を考えてくださいますよ。