子育てで対応に迷ったら、思い切って子どもに直接聞いてみよう

ともか/ライター

我が家は4人兄弟。子育てしていると食事、睡眠、お片付け、兄弟げんかや癇癪への対応…。挙げだしたらきりがないほど、大小さまざまな悩みが出てきます。
子どもによっても響くものが違うので、長女にはこの対応がよかったけど、次女に同じ対応をしてもだめだった、ということもよく起こります。
今回はそんな子どもへの対応についての工夫について書いてみましたので、読んでみて頂けたらうれしいです。

目次

意外と忘れがち!?ベストな対応は、実は子どもの心の中にある!

将来、親元を離れ自立していく子ども達。そんな子ども達の未来を考えると、お母さんが手や口を出さなくても、自分で考えて行動できる力を育てていくことはとても大切です。

とは言え、その過程では、年齢や発達、子どもの性格に合わせて、やはり適度な声掛けやお手伝いが必要な場面もたくさんあります。

様子を見ているとつい手や口を出したくなってしまう、というのもあるあるではないでしょうか。

約束の時間になったのにお風呂に入らない、いつまでたっても寝る準備をしない…口を出したくなる場面はいろいろあると思います。

子どもが動かない理由も「分かっているけど面倒」「時間になったことに気づかなかった」などさまざま。お母さんが声掛けを工夫してみるのも良いのですが、結局その言葉を受け取って行動を起こすのは子ども自身

実は一番の近道は、どうしてほしいのかを子どもに直接聞くことだったりします。

子どもの意向100%じゃなくていい。お母さんの譲れない所も伝えて相談を

小学生になると宿題が出る学校も多いと思います。我が家の場合は声掛けをせずに見守っているだけだと、夜寝る直前になってから慌てて宿題を始めることがほとんど。結局寝る時間までに終わらず、寝る時間が遅くなってしまいます。

睡眠時間は十分に確保してほしいということもあり、遅くなりそうなときは私が我慢できずに声を掛けてしまうのですが、最近は私が「宿題…」と言っただけで、娘は「あーーーー!」と嫌がるようになりました。

私は声を掛けたくなってしまうけど、声を掛けたら子どもは怒る。ではどうしたら良いのか。そこで「お母さんは声掛けた方が良い?掛けない方が良い?どうしてほしい?」と聞いてみました。

すると「何も言わないでほしい」との返事が返ってきました。そこで、身体のために睡眠時間は削らないでほしいことだけはしっかり伝えて、次の日から何も言わずに見守ることにしました。

声を掛けないと、やはり宿題に取り掛かるのは寝る直前の日がほとんど。ですが、少しつまずいたら「今日はもう寝て、明日の朝早く起きてする」と寝るのが遅くなりそうな日も、睡眠時間は削らないように自分で対応を考えるようになりました。

自分で決めるだけ!自己宣言で他人事→自分事に変わり、責任感が生まれる

我々大人も「お皿洗いはいつするの」「洗濯は?」「早く掃除機かけてよ」なんて言われたら、イラっとする方がほとんどじゃないでしょうか。こんな風に他人に言われてから行動すると、相手が何か言ってきて「させられた」という意識になりがち。

その点、自分で「今からお皿洗いする」「掃除機は明日かける」と宣言することで、一気に自分事になってスケジュールに組み込まれ、自分で宣言したからにはやる遂げようという責任も生まれます。これは子どもも同じです。

今回のコラムでは、私のようにどうしても手や口を出したくなってしまうお母さんに向けて“お母さん”は「どうしたら良い?」と質問してみることを例に出して書きました。

ですが“子ども自身”に「どうする?」「どうしたい?」と聞いてみることも、行動を後押しするのにとても効果的。ぜひ活用していただけたらと思います。

対応に迷ったら、押し付けるのではなく聞いてみる!質問が子どもの成長を後押しする

今回は宿題を例に書きましたが、我が家ではおもちゃのお片付け、園・学校の準備、食事、歯磨きなどいろいろな場面で活用しています。

何か口や手をださずにはいられないけど、どう関わったら良いか迷う!そんなときは、ぜひ「お母さんはどうしたら良い?」と聞いてみてください。

・言うことを聞かない我が子にイライラするお母さん

・お母さんに口うるさく言われてイライラする子ども 

             ⇓

・自分の意思で行動する我が子の姿に成長を感じるお母さん

・自分の意思で行動し「自分でできた」と自信が育つ子ども

へと変わり、家庭内にまた少し笑顔の時間が増えていきます。

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この記事を書いた人

あおのともかのアバター あおのともか ままとこネットライター/キッズコーチング®エキスパート

親子に寄り添い笑顔を引き出す子育て講師。キッズコーチング®Emi-Sachi代表。

子育てに悩みは絶えないかもしれない。それでも1度きりの子育て、1度きりの子ども時代を少しでも幸せな日々にしてほしい。そんな思いから“365日大好きがあふれる幸せな日々に”を理念に、毎月子育て講座、個人セッションを開催中。

趣味は子どもの服作り。ブラックチョコをお供にブラックコーヒーを飲むのが至福のひととき。元看護師/mamagirlライター/4児の母

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