褒める・叱るより効果的!子育てにオススメな言葉がけ
脱ぎっぱなしの靴下、食べ終わった後の下げられていない食器、散らかったゴミ…そんな子どものだらしなさに頭を抱えているお母さんもいるのではないでしょうか。
わが家は4人兄弟。靴下が玄関、リビング、寝室、トイレ、とそれぞれ違う場所に脱ぎ捨てられていた日もありました。
一瞬できちんと片付けができるようになる方法があれば良いのですが、残念ながらそんな魔法のような方法はありません。
ただ、繰り返しある言葉がけを続けていると、少しずつ子どもの行動が変わっていきます。
それが子どものありのままの行動をそのまま伝える“承認”の言葉がけです。

必要なのは評価ではなくいつもあなたを見ているよというメッセージ
承認とは「えらいね」「すごいね」などと褒める(評価の言葉をかける)のではなく、子どもの行動をそのまま伝えて認めてあげるというもの。子どもの様子を実況中継するイメージです。
「靴下、洗濯機にいれたんだね。」
「食器を下げたんだね。」
「ピアノの練習が終わった後、毎回蓋を閉めているね。」
慣れるまでは「いいね」「えらいね」などと評価をする言葉を付け加えたくなるかもしれません。もし物足りない感じがして、どうしても何か言葉を付け加えたい場合は、評価の言葉よりも「ありがとう」とか「きれいに片付いていて、お母さんうれしいな」などのお母さんの気持ちを加えるのがオススメです。
褒めるのがダメなわけではないのですが「えらいね」「すごいね」などと褒めてばかりいると、褒められない自分はダメなんじゃないかと不安を抱くようになることがあります。
わが家でも兄弟の1人に「えらいね」と声を掛けると、他の兄弟が「ぼくはえらい?えらくない?」と兄弟と比べ、気にしだしてしまうことがあります。
それに対して“承認”は、良い・悪いという評価を含まず、ありのままの自分がお母さんに認めてもらえていると感じることができます。
「いつも見ているよ」「いつも気にかけているよ」というメッセージになるのです。
承認はモチベーションをぐんと上げる魔法の言葉
お母さんの立場に置き換えてみましょう。「洗濯物が出しっぱなし!」などと、できていないことを指摘されてイラっとした経験はありませんか。
それに対して「家の中が片付いているね」などと、できている所に対して言葉をかけてもらえたらどうでしょう。褒められているわけではないのに、うれしい気持ちになり、明日も頑張ろうかな、と思うのは私だけではないと思います。
“承認”の言葉は、自分を認めてもらえたと感じると共に、モチベーションアップにもつながります。
叱る前に一呼吸。指摘はまず、できている所を見つけてから
人はどうしてもできていることよりも、できていないことに目が行きがちです。
子どものことを思い、何とかできるようになってほしいと思って注意をするのもお母さんの愛ゆえだと思います。
ですが、このコラムを読んでくださった方にはぜひ、この“承認”も試してみて頂けたら嬉しいです。
例えば脱いだ体操服は洗濯かごに入れてあるのに、靴下は脱ぎっぱなしという場合。「靴下!」と叫びたい気持ちはグッと飲み込んで「体操服を洗濯かごに入れてくれたんだね」と承認の言葉をかけてみましょう。
子どもが反応したら、続けて「靴下も入れてくれたら嬉しいな」と言ってみてください。きっとかなりの確率で、その場で片付けてくれるでしょう。
続けていくことで、行動が良い方向に変わっていきますし「ありのままの自分でいいんだ」という自信も育っていきます。