2歳代の“ひどいイヤイヤ期”どう乗り越える?対処法教えます!

聞いてはいたけど、実際にくるとつらい“イヤイヤ期”…
愛らしい赤ちゃん期を終えて徐々に影を現す“イヤイヤ期”…
来ても大丈夫!対処法をお伝えします!

目次

イヤイヤ期ってなに?いつからいつまで?

イヤイヤ期は早い子で1歳代から始まり2歳半ぐらいでピークを迎え、3歳頃には落ち着くと言われています。イヤイヤ期初期は、とくに理由がない気分的なことなどをイヤイヤで訴えはじめる事が多いようです。

1歳代の子どもの自己主張度は、20~30%程度と言われますが、2歳代になると一気に50~70%にアップ!

「一度泣き出すと泣きやまない」
「何が原因で怒り出すかわからない」

など大人を悩ませることが増えていきます。

2歳代後半頃からは“自分でできる!”という自信がついてきたり、言葉も発達する時期。“できる”と思っていたことがうまくできなかったり、伝えたいことがうまく伝わらなくて、イヤイヤの内容もより複雑になっていきます。

まだまだ甘えたい気持ちと自分でやりたい気持ちの狭間にいる事で、自分で自分の感情をどう扱って良いのか分からなくなります。その結果、一筋縄にはいかない“スーパーイヤイヤ期”へと突入していくのです。

どちらにしても、成長の過程では大事な時期!この時期を上手に対処し、心を育んでいきましょう。

イヤイヤ期には“リピート・クエスチョン・リクエスト

子どもは「自分の思い通りにならない」からではなく、 「自分の気持ちを理解してもらえない」ことがイヤで訴えかける事も多いものです。まずは気持ちを受け止め、子どもの思いに耳を傾けることが大切です。

そこでイヤイヤ期には「リピート・クエスチョン・リクエスト」の手法が効果的!具体的なやり方は下記の通りです。 

ステップ1:今何が起きているのか自覚させる

子どもは、自分が今どの様な状況か冷静に理解できていないことも多々あります。そこで大人が今どんな状況か言葉で伝えます。「一人で靴を履けなくて泣いてるのね」など、何がおきているのか何ができていないのか行動と感情を結びつけます。

ステップ2:気持ちを言葉にしてリピートする

「イヤ!」「こっちがいい!」と子どもが言ったとき、その言葉をリピートするように「イヤなのね」「こっちがいいのね」と、子どもの感情を受け止めます。でうまく言葉にできない子どもには「靴が履けなくて悔しいのね」など代弁してあげるのもGOOD!

ステップ3:子ども自身に選ばせる(クエスチョン・リクエスト)

見ている大人は、うまくできないとつい手を出してしまいがち。自分でやりたいという思いを尊重することが大事なので「手伝おうか?」という声掛けが良いです。この時期は自分で解決策を言えない子も多いので「ここまでママがやろうか?」「一つだけやってみる?」といくつか解決策と提案し、自分で選ばせましょう。

“自分でできた”という自信にもつながります。

自分ではどうしたいかがわからない場合には、大人がなるべく多くの選択肢を提案して「どれにする?」と子どもに選ばせましょう。このステップを踏むことで、自分で考えて物事に対応する力を育てることができます。

イヤイヤの原因はモヤモヤかも。子どものモヤモヤ発散法

ここまで記載した通り、子どもがイヤイヤするのは理想と現実のギャップや、自分自身の感情とうまく折り合いがつかないからだというのはわかるでしょうか。この状況、大人でもストレスに感じると思いませんか。

そう!子ども自身ストレスに感じている事もあるので、そのモヤモヤを解消してあげる事でイヤイヤ爆弾が少し小さくなることもあります。

子どものストレス発散法はとにかく体を動かすことです。公園で思いっきり走り回ったり、トランポリンでジャンプするのも良いですが、外に出られない時期はお家の中での遊びも工夫してみてもいいですね。

時間帯の関係などで激しく動くのが難しい場合は、指回しでも同じような効果が期待できるのでオススメ。楽しみながら指先を使うトレーニングにもなります。

やり方は手の親指をつまんで「1、2、3~」と数えながら10回まわし、10まで数えたら「次は人差し指ね」と次の指へ。指の動きに意識を集中することで、気持ちを切り替えやすくなります。

それ以外にも、新聞紙やいらなくなった紙を思いっきり自由に破らせたり、好きな歌を思いっきり歌わせたり、好きな絵を思いっきり描かせたりするのもよいですね。

大人だってイヤイヤイライラしちゃう!ママ自身の対処法

大人だって人間!イヤイヤ期のお子さんの対応中、感情的になることもあるでしょう。そんなときも子どもを傷つけず、感情に流されない対処法をお伝えします。

イライラして叱るときは口調も言葉もきつくなりがちなので、そのまま子どもに伝えると「怖い」という印象だけが強く残ってしまいます。「大好き」という愛情のこもった言葉はしっかり目を見て伝えるのが良いのですが、イライラして叱るときは目をそらして言うくらいで良いのです。また、ママの気持ちをうまく伝えるためには“Iメッセージ”として「ママは困っちゃうな」と“I(私)”を主語にして言うと子どもを責めずに済みます。

どうしても感情がおさまらないときはイライラを吐き出すごみ箱を用意すると良いでしょう。なんでもいいので箱のような物に『イライラのゴミ箱』にし、そのごみ箱みにむかって「何度言ったらわかるの!」「もっと早く出かけたい」など言って蓋をしましょう!

このごみ箱は家族で共有し、このごみ箱にだったら好きな事言ってよいルールにして楽しむのも良いでしょう。

イライラは溜めてしまうと爆発するので、溜め込む前に小出しにするのがイライラとうまく付き合うコツです。小さいお子さんがいるママは、ストレスのはけ口がなかなか見つからないので溜め込みやすい傾向に。イライラを小出しする工夫をしてみると、イヤイヤ期のお子さんにも心の余裕をもって対応できるではないでしょうか。

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