ごっこ遊びと聞いたら何を思い浮かべますか?先生ごっこに、お店屋さんごっこ、ヒーローごっこなどでしょうか。
わが家の3歳の娘は、今まさにおままごとブーム。毎日のように、アンパンマンとばいきんまんの人形を持ってきては「ママ~、一緒に遊ぼうよ!」と誘ってきます。
3歳あるある!子どものしゃべり方で家庭の様子がバレる
3歳をすぎ、言葉のコミュニケーションが上達してくると本格的にごっこ遊びをするようになります。戦隊ものなどのテレビ番組で、強く印象に残ったシーンを再現したり、おままごとのように日常のひとコマを切り取って再現したりしますね。
かくいう私も、娘と一緒におままごとをしていてドキッとすることがありました。
「片づけて!」「お風呂に入りなさい!」と言う娘の口調は…そう、まるであのときの私。全然言うことを聞かない子どもたちに対する私の口調そのものでした。その瞬間、保育士さんが「おままごとは家庭の様子が透けて見えるんですよー」と言っていたことが頭をよぎりました。
思えば私が小学校で保健室の先生をしていたときも、ママにそっくりな話し方をする子がいました。1年生でも「お疲れ様です」「○○していただけますか?」のような大人びた言葉遣いをしていて驚かされたものです。
親の姿はすべてモデリング(真似)の対象になる
そもそも、こういう子ども達は真似がとっても上手。モデリングといって、見たことを真似して学習する能力が高いのです。
小さな頃から身近にいる人たちをよく観察し、そっくり真似をすることでどんどん能力を伸ばしていきます。その能力は、話し方に限らず、スポーツやピアノや書道など、様々な分野で役立つことでしょう。
でも、わが家のように命令口調を真似されてしまうと話は別。外でも言ってしまうと、お友だちに煙たがられたり、嫌われたりするのではないかと心配になりますよね。
これは真似をしてもいい、これは真似をしてはいけない、その線引きをするのは子どもには難しいのです。だから、周りの大人が気をつける必要があります。
命令口調のリカバリー方法。「お願い♪」を習慣にする
気をつけようと思っていても、口癖になってしまったものをすぐに直すのは難しいですよね。
そこで私は「○○して!」のあとに「お願い。」をつけることにしました。この方法なら「あ、しまった!命令口調で言っちゃった!」と思ったあとでもリカバリーが可能です。
この方法を取り入れてみたところ、すぐに娘も真似をするようになりました。
更に「お願い」に手を合わせる動作まで付け加えてみると、こちらもすぐに真似てくれました。
3歳児の「○○して!お願い(手を合わせる)」仕草は、思っている以上に可愛くみえます。それに、ママ自身も「今日も命令口調でガミガミ言っちゃった・・・」と落ち込まずに済むので一石二鳥。
「お願い」がつくことで逆にとっても丁寧な話し方になります。これなら幼稚園でお友達に言ってしまっても大丈夫ですね。ぜひぜひ取り入れてみてください。
お友達が真似をしてくれて「お願い♪」ブームが来るかも…なんて密かに思っています。
うちの子口調がきつくて・・・とお悩みのママがいたら、ぜひ試してみてくださいー!