「うちの子集中力がないんです」私のリトミックレッスンでお母様方によく伺う言葉のひとつです。
実は集中力って、学びの中では身につかないんです!
ではどうやって身につけるかということをまとめてみました。
自然遊びで育つ集中力
「うちの子、集中力がなくて」「集中力を伸ばしたいんです!」
お母さま方からよく受けるご相談です。
実は、ひとつのことにぐぐっと熱中する力を育てるのに最適な環境は、自然の中なんです。
制限のない外遊びの中では、長い間工夫して遊ぶという集中力が育ちます。
なぜ自然遊び?その理由
意外でしょうか?
もちろん、知育ドリルや手先を使うおもちゃといったものも、おうちの中で集中力を育むのにとっても有効です!ですが、自然の中ならではの集中力を育むポイントがあります。
- 無限にたくさんの素材が転がっている
- その中から自分の好奇心に基づいて取捨選択できる
- 主体的に熱中できる
周りから与えられるのではなく、そこにあるものからヒントを得る。決まった正解がない状況の中で創意工夫しながら自分のペースで没頭できる自然遊びは、子どもの好奇心を思い切り刺激し、遊ぶことに熱中させてくれます。
子どもにとって自然は、集中力を育むためのきっかけの宝庫といっても過言ではありません。
たとえば・・具体的にどんなこと?
たとえば秋。
どんぐりがたくさん落ちている季節になると、子どもはひたすら地面のどんぐりを集めるでしょう。大きさ比べをしてみたり、色分けしてみるうちに、どんぐりにもいろんな種類があることを発見するかもしれません。
法則を知り、ますます探求心が湧き、集中力がさらに高まります。
また、集める経験によって数の多い・少ないを手の感覚で体験できます。数、数量といったものを体の感覚としてマスターしているかもしれません。集めるたびに手で感じる重さが増え、感覚が研ぎ澄まされて集中力がさらに育ちます。
たとえば夏。
砂浜で過ごすだけでも、子どもは砂の触感を知り、いつものお砂場とは違うダイナミックなお絵かきを始めたり、自分なりのお山や地形を作り始めるかもしれません。
もっと面白いものを作るにはどうしたらいいのか?と試行錯誤する中で、子どもの集中力はさらに伸びていきます。
自分なりの正解を探求できる環境を外遊びで作ろう
このように、型通りの正解はなく、自分の好奇心をひたすら探求するというのびのびとした自然遊びの中で、子どもの集中力はぐんぐん育っていきます。
どんなことが起こるかが想定できないのが自然遊びのいいところ。
決して「ここはこうするのよ」なんて口を挟まず、大人は子どもが一心不乱に没頭している姿を黙って見まもってあげてくださいね。
さあ、お天気の良い日は親子で外にお散歩にでかけましょう♫
子どもの集中力を伸ばすヒントをたくさん発見できて、さらにお母さんもリフレッシュできるなんて、一石二鳥です。
子どもを自然に連れ出して、どんどんお外遊びをさせてあげてください。自然は子どもにとって刺激がいっぱい。夢中で遊ぶ内に、自然に集中力が育まれていきます!