複数育児をしていると避けて通れないのが兄弟ゲンカ。
お母さんとしてはついつい「やめなさい!」って言いたくなりますね。
私の対処法を例に、兄弟ゲンカの効能をお伝えします!
兄弟仲が良くても毎日起こるケンカ
私には5歳の女の子と3歳の男の子の2人の子どもがいます。
普段は仲良く一緒に遊んでいるのですが、おもちゃの取り合いや座る場所の取り合いなどでケンカすることもしばしばあります。ケンカが始まると「やめなさい!」と止めにはいるママも多くいますが、私の場合は見て見ぬふりをしています。
ほとんどの場合、娘が力で勝つことが多いです。すると息子が泣きながら私のところに助けを求めに来ます。そこで私は。助けるのではなく下の子がどうしたいのか、意思を確認しています。
ママが解決するより自分たちで解決させる
「どうしたいの?」と息子に聞くと「おもちゃ使いたい」と言います。「貸してって言った?」と聞くと首を振る息子。そして姉のところに行き「かーしーて!」と伝えると、不愛想におもちゃをポイっと投げ捨てるように渡してきます。
そういうやりとりを繰り返して自分たちで解決する方法を学んでいるのです。
もちろん毎回うまく解決するわけではなく、娘がおもちゃを貸したくないときだってあります。そんなときは「終わってから貸してね」と伝えます。
大きなケガにつながりそうなときは一旦止め、落ち着いたときに質問する
兄弟げんかでも大きなケガにつながりかねないときは仲裁に入ります。
以前山道でママの取り合いをしたときには、転んで落ちてしまったら危険なので止めさせました。
その場では命を守りますが、下山してから「山道でケンカしたら危ないね。次からどうする?」と質問し、自分で考えさせることで再発を防止します。ただ叱るだけではなく、どうしたらいいのか自分で考えることが大切です。
ケンカから学べる大切なこと。問題解決力や交渉力を身につけるチャンス
忙しいときや急いているときにケンカが始まるとイライラするときもあります。
できれば兄弟仲良く過ごしてほしいもの。でも何事も経験。子どもたちはケンカを通じて問題解決すること、交渉することを学んでいます。
止めたい気持ちを一旦抑えて一度様子を見守ってみると、だんだんと自分たちで解決する力が身についていきます。助けを求めてきたときに子どもの意見をきき「じゃぁ〇〇してみよう」と提案してあげるといいですね。
問題解決する力は将来子どもたちや社会に出たときに役に立つことがきっとあります。ケンカでそれを身につけてあげると思って、見守ってあげましょう。