お母さんはみんな子どものことをとても大切に思っていることでしょう。
大事なのはそれを子どもにきちんと伝え、子どもが愛されているという実感を持ってくれること。
「愛してるよ」なんて日本人はなかなか照れくさくて言えません。でも実はとっても簡単に、愛を伝える方法があるんです。
「おはよう」と「ママ、おはよう」の違い、感じますか?
子どもと朝の挨拶をするとき、どんな挨拶をしていますか?「おはよう」と声をかける時、子どもの名前を呼んでいますか?
実は、名前を足して挨拶をすると、普段の挨拶が特別なものになるんです。
想像してみてください。朝「おはよう」と言われるのと「ママ、おはよう」と言われるのでは何となく気持ちが違いませんか?これには理由があります。今日から子どもの名前を呼んでみましょう。
ここにいていい。このままの自分でいいと認められたい“承認欲求”
人には“自分のありのままの存在を認めてほしい”という承認欲求があり、名前を呼ばれると承認されたと感じ、承認欲求が満たされます。
子どもももちろん同じです。
子どもの名前を呼ぶことはとても大切な行動です。朝の挨拶のときに、ただ「おはよう」というよりも「〇〇くん、おはよう」と言う方が、その子だけに向けた特別な挨拶となります。その結果、子どもはお母さんが自分に向けて挨拶をしてくれた=自分のことをちゃんと見てくれていると感じるのです。
兄弟がいる家庭であれば、ひとりずつ名前を呼んで挨拶をしよう
私は朝起きたとき子どもたちに「〇〇くんおはよう」「〇〇ちゃんおはよう」と声をかけます。愛称で呼ぶことが多いですが「おはよう」だけではなく、名前とともに挨拶をしています。
どちらか先に名前を呼んで挨拶をすると、もう一人も必ず呼ばれるのを待っているのが可愛いです。
なぜ待っているか?それは名前を呼び、話しかけるだけで“あなたを見てるよ”というサインになり、言われた側は愛情を感じるからです。私は“あなたが大切だよ!”という気持ちを込めて、たくさん名前を呼んでいます。
“そのままのあなたが大切だよ”と伝えるスキルで気持ちのいい朝を迎えよう
子どもの存在を承認し“そのままでいいんだよ”“大切だよ”というメッセージを送る方法はたくさんありますが、方法が良く分からなかったり、逆にスキルとしてわざとらしくなることに抵抗があるお母さんもいるかもしれません。
でも名前を呼ぶことはとても簡単です。それに挨拶がもっと気持ちよくできるのであれば、取り入れてみてもいいかもしれません。
朝の何気ない「おはよう」の声かけで大好きな気持ちが伝えられたら。きっと、いい一日が始まりますね!