ダメと否定せず「できたね!」と認めるとやる気が育つ
ついこの間までつかまり立ちをしていたと思ったら、急に歩き出したり小走りできるようになったり、0歳1歳頃の赤ちゃんの成長は著しく感じますね。とにかく好奇心いっぱいで「ダメ!」と言われるような行動を始める時期です。
大人から見るといたずらに思える行動でも、子どもにとっては大切な学びなのです。
「ダメ」と一言でやめさせないで「できたね」と声をかけてあげましょう。試している行動を認めてもらうとやる気のある子に育ちます。
簡単な言葉で理由を伝えて学びのチャンスを生かそう
1歳頃は実験期と言われていて、何でも引っ張り出したり投げたりします。お母さんが触って欲しくないものもお構いなしです。
けれども、この時期こそ何でもやらせてあげるのが一番なのです。
ただ一つだけ“ダメ!”と言わなくてはいけない時があります。それは危険を伴うときです。ダメの代わりに“危ないよ、熱いよ、痛いよ”と簡単な言葉で、理由を伝えてあげると効果的です。何にでも興味を示すのは今だけ!できる限りやらせて、このチャンスを最大限に生かしましょう。
1歳児クラスは“投げる”がブーム!したことをそのまま伝えて理解を深めよう
園の0・1歳クラスは、何でも投げて楽しみだす時期があります。おもちゃも給食の食器やスプーン、おかず等、お構いなしで投げます。
本来ならばスプーンを投げてはいけませんが、ぐっとこらえて「投げられたね。キーンって音がしたね。危ないよ」とそのまま事実を伝えていきました。
すると子どもは自分のした行為と、大人の言葉が情報として一緒にインプットできて、スプーンを持っただけで「キーン」と言うようになりました。スプーンを投げた時の音と共に、行動への理解が深まり語彙力も育ち、投げなくなったのです。
この時期ならではの実験を応援してやる気を育てよう
子どもにとっては、周りにある全てのものが大切な体験です。もっと知りたいもっとやりたいという、やる気の素が育つ時期です。
この時期ならではの試してみる行動を応援すると、やる気のある子が育ちます。”なんでも投げる“その行動が学びです。
“ダメ!”のかわりに“出来たね”と伝えてあげましょう。お母さんの“出来たね”の一言がやる気の素になって、自分でアイディアを生み出せる子に成長するでしょう。